ホンダは8日、中国の4輪車生産合弁会社である広州本田汽車（広州市）の生産能力拡大を検討していることを明らかにした。第2工場を建設して2006年には稼動させる見通しだ。
広州本田は『アコード』など3車種を生産する同社の中国最大拠点。今年6月には能力を年24万台に拡充している。ホンダは同日、東風汽車との合弁である東風本田汽車についても、06年初めまでに能力を現行の年3万台から12万台に引き上げる計画を発表している。
年内には輸出専門の本田汽車（広州市）が年5万台の生産を立ち上げることになっており、これまでに確定した生産能力の合計は41万台となる。広州本田の新工場は当初、年12万台規模となりそうで、これを加えるとホンダの中国生産能力は06年までに50万台を超える見通しだ。
