損害保険ジャパンは5日、2005年3月期中間決算の業績見通しを下方修正した。台風など自然災害が多発したためで、単体の中間期純利益は当初予想に対し7割減少する。
5月時点での業績予想では、中間期の純利益が390億円になる見通しだった。今回の修正により予想より73.1%少ない105億円にとどまる。前年同期の実績(363億円)に比べても71.1%のマイナスになる。
当中間期は、自然災害の多発により支払い準備金繰入額が大幅に膨らむ。期末までには異常危険準備金の取り崩しと相殺されることから、通期の業績予想に変更はない。
中間期に発生した自然災害による同社の保険金支払い額は再保険回収後の正味で705億円と5月時点での予想の165億円に対し4倍以上になる見込み。