横浜ゴムが、トヨタのアメリカ向けSUV『4ランナー』の新車装着用タイヤとして、「GEOLANDER A/T G31」および「GEOLANDER X-CV」の納入を開始した。
中南米向けには「GEOLANDER A/T G31」の245/70R18 110H、北米向けには「GEOLANDER X-CV」の245/70R17 110Tと265/55R20 113Vが装着される。
「GEOLANDER A/T G31」は、あらゆるオフロードシーンでの走破性を備えながら、低燃費性能および静粛性の向上による環境性能にも配慮したオールテレーンタイヤ。今回装着されたタイヤはパターンやプロファイル、構造の最適化により、乗心地性能と操縦安定性を高次元で両立した。

「GEOLANDER X-CV」は高速性能と運動性能を重視した新次元ハイウェイテレーンタイヤ。今回装着されたタイヤは専用にチューニングを施し、転がり抵抗の大幅な低減を実現しつつ、優れた操縦安定性、快適性に加え、厳しい環境下での高い信頼性を兼ね備えている。
今回装着されたタイヤの開発では、同社独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab」に基づき、パターンデザインの開発に進化計算を活用した。現実データとシミュレーションによる仮想データを生成・収集し、AIで予測・分析・探索することで得た新たな知見が、装着タイヤの技術開発の革新に活かされている。
横浜ゴムは中期経営計画「Yokohama Transformation 2026」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げており、その一環としてグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDER」の新車装着を推進している。
