三菱自動車工業の多賀谷秀保社長は8日の記者会見で「事業再生」の進捗状況を説明、このなかで不振が続く国内営業については『コルトプラス』の投入によって「活気が出てきた」と強調した。
多賀谷社長は10月25日に発売したコルトプラスの受注が7日までに2264台になったことを明らかにし、順調にスベリ出したとの認識を示した。同車の投入によって系列ディーラーへの週末来場者は、先週末が前年同期の99.7%と「前年並みまで回復した」とも説明した。
そのうえで、今年度の下方修正計画である22万台に対し「必達」の構えで臨むと述べた。三菱自動車の国内販売は上期が9万6000台に落ち込んでおり、下期では12万4000台を計画している。