トヨタ「パートナーロボット」に採用された人口唇は、トヨタの発表通りならば、生体に限りなく近い特性と制御を実現している。ロボット開発の世界では、生体適合性が今後重要性を増すといわれている。
11日に都内のホテルでお披露目されたトヨタ製新型ロボットは、人口唇でトランペットを演奏する。人口唇の詳細について質問したが、「特許出願中ということもあって、すべて秘密です」(ロボットを開発したエンジニア)とかわされた。
「トヨタの独自性を出すにあたり、道具を使えるということを目標に開発してきました」……トヨタ自動車のロボット開発を統括する白水宏典副社長は語る。11日に都内のホテルでお披露目されたトヨタ製新型ロボットが使った道具とは、トランペットだった。
ダイハツ『タント』の開発にあたり、衝突安全性について新しいロジックが適用された。現実的な事故を想定した「クルマ対クルマ」衝突実験を行い、トヨタ『クラウン』と50km/h同士で衝突させても生存空間が確保される。
ダイハツ『タント』のインテリアは、非常に独創的に作られている。センターコンソールは運転席側が広く、助手席側が狭くなる位置に非対称配置。
『タント』を開発するにあたって、ダイハツの開発陣は快適性の確保にきわめて大きな努力を払っている。その努力の最大の賜物はシートだろう。試作シートを装着したモデルで大阪と山口の間を幾度となく走り、シートチューンを行ったという。
ダイハツ『タント』のシートアレンジの多彩さは、軽自動車の常識を大きく超えている。リアシートは実に260mmものスライド量を持つ可動式シート。5:5分割可倒式で、左右別々に折りたたみ、リクライニング量、シートスライド量が調節できる。
ハイルーフとロングホイールベースが生み出すダイハツ『タント』の室内空間は、軽ミニバンのなかでも最大級だ。室内長は実に2000mmに達する。
『タント』のエンジンはダイハツの新世代660ccユニット、「TOPAZ」系列。可変バルブタイミング機構付きDOHC直列3気筒自然吸気のEF-VE型と、DOHC直列3気筒ターボのEF-DETの2機種がラインナップされる。
『タント』のエクステリアは、軽自動車としてはかなり個性的だ。1725mmというハイルーフを生かし、ウェストラインを中心としたボディの上下分割比をほぼ1:1としており、広大な室内空間を視覚的にもアピールしている。