ロサンゼルスモーターショー2025の業界向けイベント「オートモビリティLA」が11月20日(日本時間11月21日)、ロサンゼルスコンベンションセンターで開催される。
会場中央の屋外エリア「イノベーションプラザ」では、次世代モビリティ技術の展示が行われる。
注目の出展企業として、ピボタル社が電動航空機「ヘリックス」を展示する。同機は固定翼チルト機能と垂直離着陸機能を備え、短距離通勤用エアモビリティの実用化を目指している。
ARCボーツ社は、次世代バッテリー技術を搭載した完全電動ウェイクボート「アークスポーツ」を披露する。航空宇宙グレードの設計により500馬力の瞬間トルクとゼロエミッションを実現している。
テンサーAI社は、世界初の個人向けレベル4自動運転車「テンサーロボカー」を公開する。同車両は大規模言語モデル(LLM)を活用したエージェント型AIフレームワークを搭載し、完全自動運転、自己診断、自己メンテナンス機能を備えている。
クールソンアビエーション社は、2025年の山火事消火活動に実際に使用されたシコルスキーS-61ヘリコプターとともに、カスタム車両を展示する。
商用フリート分野では「フリートイノベーションショーケース」を新設し、ゼロエミッション車両や水素技術、配送プラットフォームを紹介する。
ボルテラ社はEVフリート向け大規模充電インフラの展開ソリューションを、リビアン社は次世代商用バンと電動サービスツールを展示する。ホンダは米国初の量産プラグイン水素燃料電池車『CR-V e:FCEV』を出展する。
ファストポート社は、最大650ポンドの荷物運搬が可能なペダルアシスト四輪車「eクアッドプロトタイプ」の米国初の一般試乗体験を提供する。
GMエンボルブ社はEV、テレマティクス、サービスサポートを統合したフリート運営者向けプラットフォームを実演する。フォルクスワーゲンは商用利用を想定した『ID.Buzz』を展示し、都市部フリート運用での多目的活用を提案する。
リシアモーターズ社はフォードプロとメルセデスベンツ『スプリンター』のフリートソリューションを、南カリフォルニアのディーラーネットワークを通じて紹介する。
NAFAパシフィックサウスウエスト社は、ヒョンデモーターアメリカ、トムズトラックセンター、スレート、タイガータフ、ジオタブ、アジャイルフリート、フォードプロの代表者が参加するフリートサミットを開催する。
イノベーションプラザには、コックスオートモーティブ提供のメインステージも設置され、基調講演、アナリスト主導の討論、技術円卓会議、質疑応答セッションが終日開催される。
メディアと業界関係者は、ホンダ、キア、ルシード、リビアンによる試乗体験に参加できる。また、フォルクスワーゲン傘下のスカウトモーターズは『テラ』と『トラベラー』のコンセプト車両を初公開する。









