メルセデスマイバッハ『Sクラス』、移動音楽制作スタジオに…「Crafted in a Mercedes」の量産化も検討

メルセデスマイバッハ『Sクラス』が移動音楽制作スタジオに。「Crafted in a Mercedes」
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メルセデスベンツは、ユニバーサル・ミュージック・グループおよびドルビー・ラボラトリーズとともに、革新的な車内音楽制作システム「Crafted in a Mercedes」を米国ロサンゼルスで発表した。

【画像】メルセデスマイバッハ『Sクラス』が移動音楽制作スタジオに

この新システムは、メルセデスマイバッハ『Sクラス』の後部座席を完全装備のドルビー・アトモス対応サウンドスタジオとして活用できる「モバイル・クリエイティブ・ハブ」のコンセプトを実現している。アーティストやプロデューサーは、ノートパソコンを接続するだけで、車内で音楽のミキシング、モニタリング、微調整を行うことが可能だ。

システムでは車両の高度なスピーカーセットアップを個別に制御でき、移動中でも精密なオーディオエンジニアリングを実現する。メルセデスベンツは、このコンセプトの量産化も検討している。

発表イベントは、ロサンゼルスの伝説的なインタースコープ・スタジオで開催された。グラミー賞、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞を受賞したプロデューサーのフィネアス(ビリー・アイリッシュとの楽曲制作でも知られる)や、トップアーティストとのコラボレーションで著名なアロン・フォーブスらが参加し、技術を体験した。

フィネアスは「多くの人が車で音楽を体験するため、この空間で音楽を制作・編集できることは楽しい挑戦であり、非常に満足のいくものだった。メルセデスベンツのサウンドシステムは非常に精密で、セットアップも直感的。異なるリスニング体験を念頭に置いて音楽を制作できることは刺激的だ」とコメントした。

この取り組みは、2022年にメルセデスベンツとユニバーサル・ミュージック・グループが開始した「Approved in a Mercedes-Benz」イニシアチブの発展形だ。同イニシアチブでは、アーティストがメルセデスベンツ車両から直接ドルビー・アトモス音楽ミックスを承認し、車内で完璧な音質を確保することを目指していた。

「Crafted in a Mercedes」は単なる製品を超えた声明であり、インスピレーションが湧いた場所でアーティストが創作できるよう支援し、モバイルで豪華な環境でスタジオグレードの音質を提供する。これは音楽、技術、デザインの交差点における新たな章を示している。

《森脇稔》

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