ドイツBASFのコーティングス事業本部は、中国の電子機器メーカー・シャオミとの協力関係を拡大し、今後3年間で100色の自動車塗装色を共同開発する計画を発表した。
この取り組みは、自動車のカラー設計におけるイノベーションとパーソナライゼーションを推進し、スマートモビリティのビジュアル言語を再定義することを目的としている。
2023年からシャオミの塗装におけるパートナーを務めるBASFコーティングスは、このプロジェクトで重要な役割を果たす。新色の第一弾では、研究開発から量産まで全工程に関与し、eコート、プライマー、ベースコート、クリアコートまでの全塗装工程におけるソリューションを提供した。
開発された新色には「Velocity Red」「Dawn Pink(艶消しカラー)」「Nightfall Rose」「Buttercup Yellow」、そしてBASFの二層クリアコート技術を用いてクリスタルのような仕上がりをもたらす「Amethyst Purple」が含まれる。
「Velocity Red」はBASFコーティングスによるカスタマイズされた赤色のクリアコートで、色彩の鮮やかさが20%向上している。「Dawn Pink」は艶消しクリアコートによる彫刻的で霧のような質感を実現。「Nightfall Rose」はアルミニウムとパール顔料による暖色と寒色のコントラストで、色が変化する美しさを演出する。
「Buttercup Yellow」は三重の顔料層による高い彩度を特徴とし、「Amethyst Purple」はProGloss 2KとProGloss Plus 2Kの二層クリアコートで、光を閉じ込めて鏡のようなクリスタル効果を実現している。
BASFコーティングスは、シャオミのEV『SU7』および『YU7』モデル向けに、CathoGuard 800 eコート、SecuBlocプライマー、ColorBrite水性ベースコート、ProGlossクリアコートなどの全塗装工程におけるソリューションを提供し、洗練された外観と優れた性能を両立させている。








 
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
          