テスラのカスタマイズパーツを手がけるアンプラグドパフォーマンスは、『モデルY』の「パフォーマンス」グレード向けの専用エアロダイナミクスキットを米国で発表した。
【画像】テスラ『モデルY』の「パフォーマンス」向けエアロダイナミクスキット
このキットは、フロントからリアまでの統合システムとして設計されており、空力効率の向上、車両安定性の改善、そして高性能電動SUVの外観を洗練させることを目的としている。
キットには、フロントリップスプリッター、フロントエアロカナード(左右ペア)、高効率リアフィン、高効率リアディフューザーエクステンション、高効率トランクスポイラーが含まれる。各部品は個別購入も可能で、完全なフルエアロキットとしても提供される。
『モデルY パフォーマンス』は、最大510hpを発生するデュアルモーター全輪駆動システムを搭載し、0-96km/h加速を3.5秒で実現する。
すべての部品は、3000万セルを超える過渡解析シミュレーションで検証された高度な数値流体力学(CFD)モデリングを使用して開発された。フルキットにより、標準車のリフトを完全に除去し、正味のダウンフォースを実現する。
リアフィン、ディフューザーエクステンション、トランクスポイラーの組み合わせにより、約2.4%の抗力削減(約40N少ない抵抗に相当)と約534Nの正味ダウンフォース向上を実現し、グリップと高速安定性を向上させる。
アンプラグドパフォーマンスの設計思想は、テスラ車とのシームレスな統合を中心としている。モデルY エアロキットは、テスラのオリジナルフォルムを保持しながら、プロポーションを鋭くし、車両のアスレチックなスタンスを強調するよう設計されている。
モデルY パフォーマンス用アンプラグドパフォーマンス エアロキットは、公式サイトおよび世界中の認定パートナーを通じて予約注文が可能。最初の顧客注文は2025年末に世界出荷される予定だ。