トヨタ自動車は、SUV『ランドクルーザー』(日本名:『ランドクルーザー250』)の2026年モデルを今秋、米国市場で発売する。現地ベース価格は5万7200ドルだ。
1958年の米国デビュー以来、ランドクルーザーはトヨタのオフロード車の象徴的存在として親しまれてきた。最新の250シリーズは、従来モデルよりもアクセスしやすい価格設定でありながら、プレミアム機能を備えた高性能オフロード車として位置づけられている。
2026年型ランドクルーザーには、日本仕様(2.7リットルガソリンまたは2.8リットルディーゼル)とは異なり、ターボチャージャー付きガソリン「i-FORCE MAX」ハイブリッドパワートレインがフルタイム4WDシステムと組み合わせて搭載される。このハイブリッドシステムは326hpのパワーと465lb-ftのトルクを発生し、EPA推定燃費は23MPGを実現している。
i-FORCE MAXパワートレインは、ターボエンジンと8速オートマチックトランスミッションの間のベルハウジング内に電気モーターを統合した設計となっており、高性能と燃費効率の両立を図っている。
2026年モデルのグレード展開は「1958」と「ランドクルーザー」の2つが用意される。
1958グレードは、車両のルーツを称える仕様として、レトロ調の丸型LEDヘッドランプ、ヒーター付きファブリックシート、象徴的な「TOYOTA」ヘリテージグリルを採用。現代的な装備として、スマートキーシステム、ブラインドスポットモニター、7インチデジタルメータークラスター、オートエアコン、USB-Cポート5個、8インチタッチスクリーン、6スピーカーオーディオ、ワイヤレスApple CarPlayとAndroid Auto対応機能を標準装備している。
オフロード装備では、センターデフロックとリアデフロック、リアコイルスプリング、フルタイム4WD、2速トランスファーケース、クロールコントロール、2400W ACインバーター、トレーラーブレーキコントローラーが標準で装備される。
ランドクルーザーグレードは1958グレードをベースに、角型LEDヘッドランプ、パワーヒーター・ベンチレーション付きSofTex トリムフロントシート、Qi対応ワイヤレススマートフォンチャージャー、12.3インチデジタルメータークラスター、パワーリフトゲート、12.3インチタッチスクリーン、10スピーカーサウンドシステムを追加装備した。
オフロード走行向けの機能として、Rigid製カラー選択式LEDフォグライト、マルチテレインセレクト、マルチテレインモニターが搭載される。