かつて「デートカー」として名を馳せたホンダ『プレリュード』が24年ぶりに復活。9月5日より617万9800円で発売となる。この発表にSNSでは、「復活熱い」「よくやった!!」「お値段が先代の倍になってる」など様々なコメントが寄せられ話題となっている。
◆コンセプトは「グライダー」

新型プレリュードのグランドコンセプトは「アンリミテッド・グライド」で、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点に、滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマをめざした。
コンセプトを象徴するのがエクステリアデザインだ。グライダーを思わせる低くシャープなフロントノーズ、抑揚のあるなめらかなボディライン、低くワイドなスタンスがダイナミックな走りを想起させる。突出したアンテナがない「ガラスプリントアンテナ」を採用することで、スムーズなルーフラインとなっているのもスタイリングの特徴だ。
ボディサイズは全長4520mm×全幅1880mm×全高1355mm、車両重量は1460kgとなっている。

「ブルー×ホワイト」でまとめられたインテリアは、運転席だけでなく助手席も快適な空間をめざした。低く水平基調の視界、「Dシェイプ」デザインのステアリングホイール、メタル製パドル、プレリュード専用のフルグラフィックメーターや、ロゴ刺繍など、所有感や走りへの期待を高めるデザインとなっている。
新時代のスペシャリティカーとして、実用性も高めた。開口部の広いテールゲート式の荷室にはスーツケース2個を積載可能で、さらに後席を倒すことで9.5型のゴルフバッグ2個、ショートボードサイズのサーフボード2枚など、さまざまな荷物を積むことができる。
◆『シビックタイプR』の技術も投入

パワートレインは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」にホンダ初の制御技術「Honda S+ Shift」を採用。モーター駆動ながら仮想8段変速とし、マニュアルトランスミッションのようなダイレクトなレスポンスと鋭い変速感を実現。
エンジン出力は141ps、最大トルク182Nm、モーター出力は184ps、最大トルクが315Nmを発揮。WLTCモード燃費は23.6km/リットルを実現している。
ドライブモードは「SPORT」「GT」「COMFORT」の3つを備え、それぞれに「Honda S+ Shift」の制御を組み合わせることで6種類の走りを楽しむことができる。「INDIVIDUAL」モードではパワートレイン、ステアリング、サスペンションなど6項目を自身でカスタマイズすることも可能。

「剛」と「柔」を合わせ持つボディは、『シビックタイプR』のシャシーをベースに、プレリュード専用のセッティングを施し、応答性の良いハンドリングとスムーズな乗り心地を実現。「デュアルアクシス・ストラットサスペンション」「アダプティブ・ダンパーシステム」や「ブレンボ製大容量ブレーキ」などを採用し、プレリュードの走りを支える。
先進安全装備の「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備としたほか、Googleを搭載した9インチのホンダコネクトディスプレイ、8スピーカーのBOSEサウンドシステムを装備するなど、装備面も充実。
ボディカラーは、新色「ムーンリットホワイトパール」をはじめ全5色。新車販売オンラインストア「Honda ON」専用のボディカラーとして「ムーンリットホワイト・パール&ブラック」の2トーンカラーも数量限定で用意される。

◆「プレリュードにこんなに注目が集まる日が来るなんて」
2023年10月の「ジャパンモビリティショー」で初公開から約2年、先代の生産終了から24年ぶりの新型発売に、SNSでは大きな話題となっている。
「プレリュードって久しぶりに聞いたかも」
「プレリュード復活、胸が高鳴りますね!」
「プレリュードかっこいいよなぁ」
「プレリュードにこんなに注目が集まる日が来るなんて、想像もしなかった…」
「往年のデートカー感と最新技術の融合、めちゃくちゃ気になります」
「ニッチなとこ狙ってきたなぁ感」
「こんなん乗ったらモッテモテですよ」
など復活を喜ぶ声や、その名前に懐かしさを覚えるユーザーも多い。同時に注目を集めているのが価格だ。
「プレリュードが600万円超えで発売か」
「お値段が先代の倍になってる…」
「当時もまぁ高めな車でしたけど、今のお値段にはびっくりです」
と、今回初めて明らかになった617万9800円という価格に驚きを隠せない様子がうかがえる。それでも、スポーツカー不況の現代において2ドアクーペを発売したことに対して、
「プレリュードにもこのご時世に2ドアクーペスポーツカー新枠打ち出してくれるホンダにもがんばってほしい」
「よくやった!!こういうんでいいんだよ カーオブザイヤー決まったな」
「プレリュード出す力がホンダにあるのが嬉しいな」
「随分高くなったけど2ドアスペシャリティクーペを出したことが素晴らしい」
など、ホンダへの賞賛を贈るコメントも多く寄せられていた。