BMWは先日、『M2』新型にパフォーマンスパーツを装備したティザーイメージを公開したが、その量産型がいきなりニュルブルクリンクに出現した。サーキット走行と公道走行のに両方に対応したチューニングパーツ、「トラックパッケージ」を装備しているようだ。
M GmbHが開発し、2026年導入予定のこのパッケージは、最上位のCS(サーキットパフォーマンス)にはおよばが、本格的なエアロダイナミクスとパフォーマンスを達成している。公道走行可能でありながら“純粋なパフォーマンスを提供する”、「Mパフォーマンスパーツ」が多数含まれる予定だ。

プロトタイプで注目すべきは、スタイリッシュなサポートを備えた大型リアウイングだろう。ピレリPゼロ・トロフェオRSタイヤを履いた軽量ツートンホイールも確認できる。サーキット走行に特化したサスペンションや、Mコンパウンドブレーキを採用したより強力なブレーキシステムなど、他にも多くの改良が施される可能性がある。
トラック・パッケージの詳細は来年明らかになる見込みだが、M2の価格は6万8200ドル(約1000万円)から。M2のパワーユニットは、最高出力490ps/353kW、最大トルク600Nmを発揮する、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載している。トランスミッションは、6速マニュアルまたは8速オートマチックを選択できる。オートマチック・トランスミッションでは、0-96km/h加速は3.9秒、最高速度は285km/hに達する。
