ホンダ22日、二輪車世界生産台数が、累計5億台を達成したと発表した。1949年に「ドリーム D型」で二輪車の量産を開始して以来、76年目での達成となる。
ホンダは、1948年に創業し「技術で多くの人々の生活をより便利にしたい」という想いで、多くの国や地域の顧客のニーズに合った製品やサービスを開発し提供してきた。
1963年には初の海外生産拠点であるベルギーで二輪車の生産を開始し、以降「需要のあるところで生産する」という基本理念に基づき、世界各地で事業を展開してきた。

その結果、1997年に二輪車の生産累計1億台を達成して以来、2008年には2億台、2014年には3億台を達成してきた。また2018年には、年間生産台数が初めて2000万台を超え、2019年には生産累計4億台を達成した。一方で2020年からのコロナ禍により、二輪車の年間生産台数は一時的には減少したものの、その後、全世界で需要は着実に回復しコロナ禍前の水準を取り戻している。
現在では、日常の生活に使われるコミューターから週末のレジャーに使われる大型モデル、電動車まで幅広い商品ラインアップを展開。23の国と地域、37の生産拠点において年間2000万台を超える生産能力を持ち、3万店以上のホンダ販売店を通じて、世界の顧客に製品とサービスを届けしている。
ホンダはこれからも、二輪車を「自由な移動の喜び」を実現するモビリティの一つとして、魅力ある製品やサービスの提供に多角的に取り組み、高効率な事業体質を構築するとともに、電動化を含めたカーボンニュートラルに取り組むことで、二輪事業のさらなる盤石化を進めていく。