極東開発工業は3月11日、極東開発工業が架装した「7tハイパースイング・フックロール」について、浮き上がり防止装置(ストッパ、ロックピン)が走行中に脱落し、交通の妨げになるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2022年8月29日~2025年12月15日に製作された三菱ふそう『ファイター』、日野『レンジャー』、いすゞ『フォワード』、UDトラックス『コンドル』4車種264台に架装されたフックロール。
脱着装置付きコンテナ専用機能を有する自動車のコンテナ脱着動作時のダンプアームの浮き上がりを防止する装置において、設計検証不足、製造管理不足及び検査工程における確認不足のため、ストッパとロックピンとの隙間が不十分なものがある。そのため、ダンプ動作時に当該装置が破損し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行中に当該部品が脱落し交通の妨げになるおそれがある。
全車両、浮き上がり防止装置を対策品に交換する。また、アームロックブラケットを点検し、長孔加工されているものはずれ止めプレートを追加し、止めナットの締付けを確認する。
不具合の発生件数は30件、事故は起きていない。