ホンダの米国部門は、ツーリングバイク『ゴールドウィング』の2025年モデルを発表した。1975年のデビューから50周年を記念して、特別なスタイリングと新機能が追加されている。
ゴールドウィングは、半世紀の間に大きく進化を遂げてきたが、長距離ライディングを快適で楽しいものにするという当初のビジョンは一貫して守られてきた。「バガー」タイプにも、過去のバルキリーやF6Bのようなトランクレスモデルの伝統が受け継がれている。

2025年モデルのゴールドウィングには、マットブラックメタリックカラーが用意される。50周年を記念して、サイドバッグとサイドフェアリングには大きなゴールドウィングのロゴが配置された。さらに、シート前方には特別な50周年記念エンブレムが取り付けられたほか、メーターの「オープニングセレモニー」では、バイクの電源を入れると「Since 1975」と表示されるようになった。
また2025年モデルでは、Apple CarPlayとAndroid Autoがワイヤレスで利用可能となっている。
トランスミッションは、マニュアルギアボックスとホンダの先進的なデュアルクラッチトランスミッション(DCT)の2種類が用意されている。

米国での現地価格は、「50th Anniversary Gold Wing」の2万5200ドル(約383万円)から。最上級モデルで、モーターサイクルとして唯一無二のエアバッグ装備車となる「50th Anniversary Gold Wing Tour Airbag DCT(ボルドーレッドメタリックのみ)」が3万3500ドル(約509万円)となっている。
ゴールドウィングは、50年にわたってツーリングバイクの基準を定義し続けてきた。この記念すべきモデルは、ホンダの革新性と伝統の融合を体現している。新しい機能とクラシックな魅力を兼ね備えた2025年モデルは、長距離ライダーたちの期待に応えるだけでなく、ゴールドウィングの輝かしい歴史に新たな1ページを加えることになる。
