カワサキモータースは、2026年モデルの『メグロS1』を2025年9月15日に発売すると発表した。メーカー希望小売価格は74万2500円。
メグロS1は、1924年に創業した目黒製作所の伝統を受け継ぐモデルだ。同社は日本の二輪車黎明期にエンジン部品やギヤなどの製造から始まり、本格的なモーターサイクルを生産するようになった。1960年にカワサキと提携し、そのブランドを引き継いだカワサキが60年の時を経て誕生させたのがメグロS1である。

デザインは、かつての「250メグロSG」が持っていたデザインフィロソフィーを色濃く反映させている。黒を基調に、効果的に配されたクロームメッキが輝くカラーリングが特徴だ。フューエルタンクは手作業で色付けされ、立体的な「メグロ」のエンブレムがその存在を際立たせる。
エンジンは空冷4ストローク単気筒のLX230AE型を搭載。大型の冷却フィンを持つエンジンカバー類はクラシカルな形状で、かつての鉄部品を思わせる耐熱黒塗装が施されたシリンダーなど、各部にこだわりのデザインが施されている。

カラーはエボニー×クロームメッキ(GY1)を継続採用。
当モデルはカワサキモータースの海外工場であるKawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co., Ltd(KMT)において日本向けに生産される。ABS装着車で、二輪車リサイクル対象車両となっている。