トヨタ自動車は22日、『アルファード』などの燃料ポンプについて、内部の羽根車に問題があり動かなくなるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2017年7月~2019年9月に製造されたアルファード、『ヴェルファイア』、『カムリ』など計8車種9型式の5万4577台。
燃料タンク内部にある、低圧燃料ポンプに使用されているインペラ(樹脂製羽根車)について製造工程が不適切なため、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
これに対しトヨタ自動車は対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車の燃料ポンプを対策品へと交換する。
これまでに、この件に係る不具合は5件報告されており、事故は報告されていない。