ホンダ、北米でガソリン車並み3万ドル以下の低価格EV投入へ[新聞ウォッチ]

ホンダ(イメージ)
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「良品廉価」なのか、それとも「安物買いの銭失い」になるのかはよくわからないが、ホンダが2026年にも北米でガソリン車並みの価格に抑えた3万ドル(約470万円)以下の電気自動車(EV)を発売するという。

きょうの日経が1面トップ記事として「ホンダ、北米で低価格EV、3万ドル以下、ガソリン車並みに」とのタイトルで報じている。

記事によると、日本の自動車メーカーが北米で3万ドル以下のEVを発売するのは初めてという。ホンダが世界展開するEVシリーズ「0(ゼロ)シリーズ」の1モデルとして低価格EVを投入。ゼロシリーズは米オハイオ州にある工場で25年末に電池から一貫生産を開始する計画で、製造コストの約3割を占める車載電池の搭載容量を抑えながら、軽量化や性能の改善で航続距離を確保するそうだ。

ホンダが中国に次ぐ世界最大級の北米市場で低価格EVを販売する背景は「長期的な市場拡大には、価格が手ごろな新車を販売する必要があると判断したからだ」(日経)という。ただ、国内では軽自動車の『N-BOX』が人気で快走を続けているが、セダンなどの普通車に比べると薄利多売で稼ぐ力はイマイチ。ドル箱の北米でも世界展開を見据えて低価格のEVを戦略車として投入する狙いのようだが、経営課題ともなっている四輪事業の利益率アップに貢献できるかどうかも注目したい。

2025年1月29日付

●トヨタ労組「一時金7.6カ月」執行部案、物価高昨年並み要求へ (読売・7面)

●ホンダ・日産と協業深化に意欲、三菱自社長(読売・6面)

●危険運転、速度・飲酒数値基準に、来月法改正審諮問 (読売・28面)

●沖縄北部大型テーマパーク「ジャングリア」7月25日開業 (朝日・7面)

●日産再生見えぬ具体性、ホンダと統合協議「9000人削減」社員不安(毎日・7面)

●インドに電動二輪専用工場、ホンダ、2028年稼働予定 (産経・10面)

●テスラ・BMWがEU提訴(産経・10面)

●ヤマハ発、1万3000台リコール (東京・22面)

●フジCM停止やまず、トヨタや日生2月分も (東京・23面)

●ホンダ、北米で低価格EV、3万ドル以下、ガソリン車並みに、米政策頼らず普及へ (日経・1面)

●マツダ、平面的な新エンブレムに (日経・15面)

●「寝台バス」普及へ安全指針、国交省、衝撃吸収材や腰骨部固定 (日経・38面)

《福田俊之》

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