3月22日から24日まで、東京ビッグサイトで「第51回 東京モーターサイクルショー」が開催された。今年の春夏ツーリングシーズンを、快適に乗り切るための新製品たちがRSタイチから登場。MSTVの丸山浩が注目する、3つのアイテムを中心に早速レポートだ。
ビルトインならではの美しいルックスがおすすめ!最新のHJCヘルメット/インカムに大注目

はじめに紹介するのは、RSタイチが輸入正規代理店を務めているHJCヘルメットの最新作。ついにビルトインタイプの専用インカムと対応ヘルメットが登場だ。

出っ張りなくすっきりと収まったシルエットは、さすがビルトインといった統一感でまとまっており、風切り音もかなり防いでくれそう。マイク取付部分も専用ガイドを設けていたり、しっかりした造りで安心だ。

インカムは有名メーカーであるSENA製で、通話品質についても大いに期待できる。ちなみにスタンダードモデルの21Bは最大4人の同時接続が可能、50Bは接続人数無制限のMesh通信を備えたハイエンドモデルとなっている。価格はそれぞれ「SMART HJC 21B」が30,030円(税込)、「SMART HJC 50B」が49,500円(税込)だ。

対応ヘルメットはフルフェイスの「i71」「RPHA 71」、ジェットタイプの「RPHA 31」 、システムタイプの「RPHA 91」と幅広くラインナップ。21Bとスタンダードフルフェイスであるi71との組合せなら、セットにしても価格は6万円切りの59,950円(税込)となる価格もまた魅力。
インカムをつけたいけどスマートなスタイルが好き!というあなたに、超おすすめできるHJCの最新ヘルメット/インカムシリーズが登場した。
まるで空気のような装着感!究極の通気性を持つRSタイチの最新胸部プロテクターが登場

続いて紹介するのは、胸部プロテクターの最新作「TRV091 NEX AIR CHEST PROTECTOR」だ。全面に設けられた無数のベンチレーションホールによるバツグンの通気性で夏場の効果は絶大!バックにあるモニター画面が透け透けで見える見える。それに軽い!

このモデルの大きな特徴はもうひとつ。それはなんと、これまでの約半分に抑えてくれたお値段(5,940円・税込)だ。どうやったらここまで安くなるの?!ってビックリするほど頑張ってくれた企業努力には、頭が上がらない。

もちろん安くなっているからといって、最も大事な強度についても手抜きは一切なし。しっかり“CEレベル2”を取得出願中なので安心だ。スナップボタンで装着するCPS(チェストプロテクターシステム)に対応し、RSタイチの全ジャケットに装着可能なのも嬉しいよね。
大人気LIQUIDWINDが更にパワーアップ!自動で体を冷やしてくれる真夏のツーリングの頼れる相棒に

夏用製品の代名詞といえば「LIQUIDWIND」シリーズ。GATSBYと共同開発した冷却剤をベストに送水し、走行風を受けることで胸部と背中を集中冷却してくれる同製品が、ニューバージョンに進化。これまでは冷却水を腰に付けたボトルから手動ポンプで送り出していたが、新型では5分ごとに自動送水してくれる電動ポンプを採用。走行中にハンドルから手を離す必要がなくなり安全性が高まっている。

これまでの手動タイプだとついつい冷却水を送りすぎてしまい、アンダーシャツがぐっしょりということもあったから、自動になるのは嬉しい。もちろん自動モードの他に、渋滞にハマったときなど5分間が待てない場合に対処できるよう、マニュアルタイミングでの送水モードも搭載されているので安心だ。

さらに専用ベストもブラッシュアップ。送水チューブがベストと一体型となったことで、従来モデルのちょっとした違和感が解消されている。今年の夏はこれで乗り切ってみたいと楽しみだ。

価格はそれぞれ「リキッドウインド保冷ボトルキット(電動)」が9,900円(税込)、「リキットウインド送水クールベスト」が9,350円(税込)、「ギャツビー リキッドウォーター」が660円(税込)だ。
やっぱり注目のライディングウエア!ニューデザインのジャケットに超かっこいいシューズも登場

RSタイチといえば、もちろんライディングウエアも見逃せない。その中でこれまで目にしてこなかった新しいデザインでひと際存在感を放っていたジャケットがこの「OVERLAP MESH JACKET」だ。バイク以外のアパレル業界で流行ってきているデザインを、いち早く採り入れたそう。

アウトドアなテイストは増えてきたアドベンチャーバイクのユーザーに似合いそうだ。重ね着風に見えるけど、ベストとパーカ本体は一体型となっているのがポイント。共にメッシュ生地を使用して高い通気性を出すようになっていた。
ポケットはベスト部に加えてパーカ本体の胸部分にも用意されて収納力を確保だ。フードは一体型で、バタツキ防止用のベルト付き。プロテクターは肩・肘・背中に標準装備。胸部は別売オプションで、最初に紹介した最新のTRV091にも対応する。価格は25,080円(税込)だ。

最後に紹介するのはライディングシューズの注目アイテム「HOOP AIR SHOES」。甲部と両サイドに多数のパンチングメッシュを設けた製品が新登場していた。メッシュホールが開いているため防水ではなくなってしまうものの、その代わりに効果的に走行風を採り入れてさらに快適なライディングを提供してくれるというスグレモノだ。

見た目はとってもカジュアルなのに、かかとやくるぶしにはきちんとプロテクターを内蔵。またダイヤル式のBOAシステムで簡単にベストフィッティングが得られるなど、その便利さに私も同じシステムを採用するシューズを普段履きとしても愛用している。

これまでの防水タイプも通年使っていてそんなに蒸れる感じはしないんだけど、今年も去年のような猛暑だったら、これはひとつ欲しいかも!色はホワイトとブラックの2色。ビブラムのソールも結構おしゃれだよ。価格はOVERLAP MESH JACKET と同じ25,080円(税込)だ。

ということで注目製品を丸山視点でレポートしたが、この記事で紹介したのは本当に一部の製品だけ。この他にもグローブやツーリングバッグなどなど、RSタイチのライディングギアは他にも盛りだくさん。まずは一度手にとって、自分にぴったりの製品を試してみてもいいんじゃないかな?
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