ARメガネをかけてラスベガスをドライブ、BMWがデモンストレーション…CES 2024

ARメガネをかけてラスベガスをドライブするデモを実施したBMWグループ
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BMWグループ(BMW Group)は1月8日、拡張現実(AR)メガネが将来の運転体験をどのように変えるかを、CES 2024で初めてデモンストレーションした。CES 2024の来場者は、ラスベガスをドライブしてARメガネの可能性を試すことができる。

ARメガネをかけると、ナビゲーションの指示、危険の警告、エンターテイメントコンテンツ、充電スタンドの情報などが、「XREAL Air 2」によって現実の視界に表示される。ARや複合現実(MR)デバイスは、技術の進歩と価格の引き下げにより、今後数年間でさらなる普及が見込まれている。

将来的には、ARやMRデバイスは、ドライバーと同乗者に、車両に装備されたディスプレイを補う充実した情報や楽しい体験をもたらすようになると、BMWグループは予想している。

BMWグループは2008年から、AR/MR技術の開発に取り組んでいる。BMWのエンジニアは、移動中の車両の乗員に安定したARやMRコンテンツを見せることに初めて成功した。ARやMRによる画像は、旋回時、大きな段差の乗り越え時、加速時などの走行状況においても、視線の先に表示される。これを実現するためには、AR/MRデバイスのトラッキングシステムを、車両のセンサーデータとリンクさせることが必要だ。

BMWグループは、長年にわたってAR/MRデバイスのノウハウを蓄積し、その成果を一般に公開してきた。BMWやMINIの現行モデルに搭載されている「オーグメンテッドビュー」機能は、ナビゲーションシステムを使用する際に最適な支援を行うために、拡張されたライブ映像をディスプレイに表示することが可能、としている。

《森脇稔》

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