スバル「ウィルダネス」、第三弾は『クロストレック』新型に…ニューヨークモーターショー2023

六角形のフロントグリルや大型のホイールアーチクラッディングを装備

サスペンションやCVTを専用チューン

「STARLINK」対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ

スバル・クロストレック・ウィルダネス(ニューヨークモーターショー2023)
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SUBARU (スバル)の米国部門は4月5日、米国で開幕したニューヨークモーターショー2023において、小型SUV『クロストレック』新型のオフロード仕様「ウィルダネス」を初公開した。

ウィルダネスの第一弾モデルが、2021年3月に米国で発表された『アウトバック・ウィルダネス』だ。乗用車とSUVの長所を融合させたスバルのフラッグシップクロスオーバーSUVの『アウトバック』(日本名:『レガシィ・アウトバック』に相当)をベースに、アウトドアシーンで頼れる走破性と機能性をさらに強化し、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけたモデルとして登場した。

アウトバック・ウィルダネスに次ぐウィルダネスシリーズ第二弾モデルが、『フォレスター』ベースの『フォレスター・ウィルダネス』。そして、アウトバックとフォレスターに続くウィルダネスの第三弾モデルが、『クロストレック・ウィルダネス』になる。

◆六角形のフロントグリルや大型のホイールアーチクラッディングを装備

スバル・クロストレック・ウィルダネススバル・クロストレック・ウィルダネス

クロストレック・ウィルダネスは、コンパクトなボディに本格的なSUV性能を備え、都会からアウトドアシーンまで幅広く使えるクロスオーバーSUVというクロストレック新型の価値はそのままに、オフロード性能の高さを予感させるタフでラギッドなデザインと、走破性や機能性の強化により、個性をさらに際立たせたモデルになる。

エクステリアには、専用デザインの前後バンパー、大胆な六角形のフロントグリル、大型のホイールアーチクラッディング、金属製のフロントスキッドプレート、六角形デザインの LEDフォグランプ、マットブラック仕上げのアンチグレアフードデカールを装備した。

さらに、アナダイズドイエローのアクセントやブラックカラードドアミラー、専用デザインのホイールが、よりラギッドなイメージを強調する。ボディカラーには、ガイザーブルーをラインナップしている

◆サスペンションやCVTを専用チューン

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専用のサスペンションコンポーネントにより、最低地上高は9.3インチ(約236mm)と、ベース車両に対して0.6インチ(約15mm)増加した。前後のショックアブソーバーのチューニングにより、ストロークを長く取った。不安定な路面でも高いグリップ力を発揮するオールテレーンタイヤを装備することで、タイヤの接地性を高め、最低地上高を高めながらも安定した走行を可能にしているという。

アプローチアングルは、18度から20度に、ディパーチャーアングルは30.1度から33度に、ランプブレークオーバーアングルは19.7度から21.1度に向上した。タイヤはヨコハマ「GEOLANDAR」オールテレーンで、マットブラック仕上げの専用17インチアルミホイールを組み合わせる。

直噴2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンは、最大出力182hp、最大トルク24.3kgmを発生する。CVT「リニアトロニック」の制御変更により、低速走行時や滑りやすい路面を走行する際の安定的なトラクションを確保し、走破性を向上させた。ファイナルギア比を4.111にローギア化して駆動力を高め、登坂性能を向上させる。トランスミッションに空冷オイルクーラーを追加することにより、最大牽引性能を2倍以上の3500ポンドに引き上げている。

◆「STARLINK」対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ

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さまざまな機能を集約した大型のセンターインフォメーションディスプレイを、インテリアの中央に配置した。この最新のスバル共通のインターフェイスを採用して、実用性と利便性を追求している。

「STARLINK」対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイを装備した。Apple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」のワイヤレス接続に対応する。

また、STARLINKの追加サービスとして、スマートフォンアプリでのリモートロックとアンロック機能、リモートクラクションやライト機能、リモート車両位置確認機能が利用できる、としている。

《森脇稔》

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