2024年市販予定の680馬力EVロードスター、早くもカスタマイズ提案…独ヴィーズマン

ヴィーズマンのEVロードスターの「リミテッド・エディション・コンセプト1」
  • ヴィーズマンのEVロードスターの「リミテッド・エディション・コンセプト1」
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  • ヴィーズマンのEVロードスターの「リミテッド・エディション・コンセプト2」
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ドイツのヴィーズマン(Wiesmann)社は3月8日、2024年に発売予定の新型EVロードスターに設定する可能性のある3種類のカスタマイズデザインを提案した「リミテッド・エディション・コンセプト」を発表した。

ヴィーズマンは1988年、ドイツのデュレムに設立された。マーチンとフリードヘルムのヴィーズマン兄弟が、BMW製エンジンを積み、量産車とは一線を画すスポーツカーをハンドメイドで生産してきた。しかし2013年8月、ヴィーズマンは資金繰りの悪化により、ドイツ・ミュンスターの裁判所に破産を申請した。その後、2018年に新たなオーナーの元で経営を建て直し、ヴィーズマンが復活を果たした。

ヴィーズマンの新型EVロードスターは、現時点で車名が公表されておらず、「プロジェクト・サンダーボール」と呼ばれている。リアに搭載されるツインモーターは、最大出力680hp、最大トルク112.2kgmを発生。強力なモーターによって後輪を駆動し、0~100km/h加速2.9秒の性能を可能にしている。また、蓄電容量92kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電での航続は最大500kmになる予定だ。なお、ベース価格は30万ユーロ(約4300万円)。2022年11月に欧州での予約を開始し、2023年2月に初年生産分が完売している。

3種類のカスタマイズデザインコンセプトは、新型EVロードスターの無限のカスタマイズの可能性を示すことが狙い。グローバルに活動するデザインスタジオ「studiokurbos」とのパートナーシップによって、設計された、としている。

《森脇稔》

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