大阪・関西万博「空飛ぶクルマ」をANA、日航など4グループで運航[新聞ウォッチ]

ANAが運用予定のジョビーS4
  • ANAが運用予定のジョビーS4
  • JALが運用予定のボロコプター
  • 丸紅が運用予定のバーティカルエアロスペース
  • パンダのシャンシャン(2018年)
  • 東レの新研究棟(完成予想図)

2025年に開幕予定の大阪・関西万博の目玉の一つとして、来場者の移動手段として活用する「空飛ぶクルマ」の運航事業者に、ANAホールディングス(HD)や日本航空(JAL)など4グループが選定されたという。

大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が正式に発表したもので、きょうの各紙にも「空飛ぶクルマ、万博運航へANA、日航など4グループ」などと、取り上げている。

万博協会によると、昨年末から運航事業者を公募。12陣営から応募があり、その中から4グルーブを選んだという。ANAや日航の他に選ばれたのは、大手商社の丸紅、そしてトヨタ自動車の出身者たちが研究開発に取り組んで機体を自社開発する新興企業のスカイドライブ(愛知県豊田市)。また、万博会場内の離着陸場(ポート)の運営事業者にはオリックス、充電設備は関西電力を選定した。

ANAは機体を開発するアメリカのベンチャー企業「ジョビー・アビエーション」とともに選ばれたほか、日航は、ドイツの「ボロコプター」の機体を使用する予定。また、丸紅は、イギリスの「バーティカルエアロスペース」の機体での運航を予定しているそうだ。

空飛ぶクルマは、未来のモビリティとしても注目されているが、どうもクルマは道路を走る移動手段という概念が抜けない“古い人間”には、ヘリコプターやセスナ機などとの違いも含めて理解に苦しむ。何はともあれ、くれぐれも事故を起こさぬように、安全運航に万全を期して舞いあがってもらいたい。

2023年2月22日付

●シャンシャン旅立ち、「ありがとう」「元気で」ファン見送り、上野で、成田で(読売・26面)

●トヨタ春闘満額回答へ、3年連続波及効果に期待も(朝日・7面)

●次世代バイオ燃料、都バスの7路線で(朝日・21面)

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●「空飛ぶクルマ」新研究棟建設へ、東レ、名古屋で(毎日・7面)

●「空飛ぶクルマ」5社で運航、ANAや日航、25年万博、関空など結ぶ(東京・8面)

●トヨタ、米でEV生産、25年にも、世界100万台体制へ、電池・車体一貫で(日経・1面)

●EVレアアース中国抜き供給網、住商、有事リスクを回避(日経・17面)

●BYD製バスで六価クロム使用、委託した日野自が確認、西武バス運行見合わせ(日経・17面)

《福田俊之》

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