ジープ グランドチェロキー 新型、欧州はPHV専用…年内発売へ[詳細写真]

ジープ・グランドチェロキー 新型の「4xe」(欧州仕様)
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ジープは5月24日、新型『グランドチェロキー』(Jeep Grand Cherokee)の受注を欧州で開始した。欧州では、プラグインハイブリッド車(PHV)の「4xe」(フォーバイイー)のみが設定され、2022年第4四半期(10~12月)、発売される予定だ。

PHVパワートレインは、エンジンが直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボだ。シリンダーヘッドに直接取り付けられたツインスクロールの低慣性ターボチャージャーによって、優れたレスポンスとパフォーマンス、燃費を追求している。従来のオルタネーターに代えて、水冷式のモータージェネレーターユニットを採用する。モーターは、8速ATと一体設計された。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、380hpのパワーと65kgmのトルクを獲得する。

「ハイブリッド」、「エレクトリック」、「eセーブ」の3種類の走行モードが切り替えられる。ドライバーは、ステアリングホイール左側のインストルメントパネルのボタンを操作して、パワートレインモードを選択する。選択したモードに関係なく、バッテリー残量が少なくなると、自動的にハイブリッドモードに切り替わる。

ハイブリッドモードは基本モードで、2.0リットルエンジンと電気モーターのトルクを最適にバランスする。このモードでは、パワートレインは最初にバッテリーの電力を使用し、バッテリー残量が少なくなると、エンジンからの駆動力を追加する。エレクトリックモードでは、パワートレインは、バッテリー残量が少なくなるまで、ゼロエミッションで走行する。都市エリアでは、最大およそ51kmをゼロエミッション走行できる。


《森脇稔》

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