ジープ『グランドチェロキー』改良新型、ダウンサイズの4気筒ターボ「ハリケーン」設定…米国発表

ジープ・グランドチェロキー 改良新型
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ジープは、SUV『グランドチェロキー』の改良新型を米国で発表した。従来はV6、V8がメインだったが、改良新型には新開発の2.0L「ハリケーン」直列4気筒ターボエンジンを設定する。

【画像】ジープ・グランドチェロキー 改良新型

この新エンジンは、ステランティスが開発した最新のグローバル4気筒エンジンで、324hpのパワーと332lb-ftのトルクを発生する。レギュラーガソリンで1L当たり162hpという同クラス最高の出力密度を実現している。

注目すべきは、業界初となるタービュレントジェットイグニッション技術の大量生産への適用だ。この革新的なシステムは、各シリンダー上部のカップ状プリチャンバーで少量の燃料を点火し、燃焼室に噴射することで、より速く完全な燃焼を実現する。

エンジンには可変ジオメトリーターボチャージャーを採用し、低回転域から強力なブーストを提供。2600-5600rpmで最大トルクの90%を発生し、発進時や加速時のオンデマンドトルクを実現している。

新エンジンにより、推定529マイル(約850km)の同クラス最高の航続距離と、6200ポンドの牽引能力を達成している。

内装面では、新たに12.3インチのインフォテインメントユニットを採用し、キャビンを刷新した。10.25インチの助手席ディスプレイ、アクティブドライビングアシスト技術、マッキントッシュ19スピーカーサウンドシステムなどの先進機能も用意される。

外観デザインも30年以上続く特徴的な直立したシェイプを保ちながら刷新。7スロットグリル、新しいヘッドライトデザイン、リアとロワーファシアの変更、全く新しい外装トリムフィニッシュなどが採用された。

新色として、スチールブルー、コッパーシノ、ファゾムブルーの3色が追加される。

グレード構成は簡素化され、ラレード、リミテッド、サミットの3グレードとなる。ラレードのアルティテュードには標準で12.3インチインフォテインメントシステム、プレミアムオーディオ、セレクテレイン4x4システムが装備される。

新エンジンは、ステランティスのミシガン州ダンディー工場で組み立てられ、同社の米国製造基盤強化の一環となる。

《森脇稔》

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