ジープ『グランドチェロキー』に搭載、新「ハリケーン」直4エンジンにターボ供給へ…ボルグワーナー

新「ハリケーン」直4エンジン向けターボ
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  • ジープ・グランドチェロキー 改良新型
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ボルグワーナーは、ステランティスとの間で新型ターボチャージャー供給契約を締結したと発表した。

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ボルグワーナーは、ステランティスの全く新しい「Hurricane 4 Turbo」4気筒ガソリンエンジン向けに、50mm可変タービンジオメトリー(VTG)ターボチャージャーを供給する。このエンジンはジープ『グランドチェロキー』改良新型に搭載される。

ボルグワーナーのVTGターボチャージャー技術は、同社の高性能ターボと先進的なウェイストゲート機能を組み合わせ、排出ガス効率とエンジン性能の両方を向上させる。VTGとウェイストゲート技術を組み合わせた唯一のターボチャージャーとして、ウェイストゲートは冷間始動時の触媒加熱を高速化し、VTGはエンジンのより厳密なブースト制御を提供する。

VTG技術は高ミラーサイクルをサポートし、幅広いエンジン回転数での性能を最適化する。低回転時には低ブーストでフルコンプレッションサイクルを実現して燃費向上と圧縮比低減を図り、高回転時にはブーストを増加させてより大きな出力を得る。

さらにボルグワーナーは、ジープ『チェロキー』のEP6 4気筒エンジンに電動可変カムタイミング(eVCT)技術も供給する。これはステランティスエンジンでのeVCT初採用となる。従来システムとは異なり、eVCT技術はより広い位相範囲を提供し、オイル圧に依存せずに機能するため、効率向上と排出ガス削減のための先進燃焼戦略を可能にする。

《森脇稔》

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