トヨタ『GRスープラ』に待望のマニュアル車が登場!商談開始は夏頃、価格は

トヨタ GRスープラに待望のMTが登場。写真は米国仕様のプロトタイプ
  • トヨタ GRスープラに待望のMTが登場。写真は米国仕様のプロトタイプ
  • トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)
  • トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)
  • トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)
  • トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(米国仕様 プロトタイプ)
  • トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(米国仕様 プロトタイプ)
  • トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(米国仕様 プロトタイプ)
  • トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)

トヨタの2ドアスポーツクーペ『スープラ(GRスープラ)』に、待望のマニュアルトランスミッション車(MT車)が登場する。4月28日、TOYOTA GAZOO Racingが発表した一部改良メニューから判明した。MT車は、直列6気筒モデルの「RZ」グレードに新規設定される。

一部改良モデルは2022年夏頃より商談受付を開始し、秋ごろから日本でのデリバリーを開始する。価格は現段階では未発表で、商談開始と同時に明らかになると思われる。

足回り、シャシー性能を全グレードで向上

トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)

今回の一部改良では全グレード共通で、シャシー性能をさらに熟成させ、運動性能に磨きをかけた。

Adaptive Variable Suspension(AVS)の制御、アブソーバーの減衰特性チューニングにより、ロールバランス、乗り心地性を向上。スタビライザーブッシュの特性変更により、操舵初期の応答性を向上。EPSやVSCなどシャシー制御系の見直しにより、操舵フィーリング、限界域でのコントロール性を向上するなど、ハンドリングや乗り心地性を高めたのが特徴だ。

トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)

RZグレードには、新意匠の鍛造19インチアルミホイールを採用。『GRヤリス』や『GR86』と統一性を持たせ、スポーク形状や断面形状を見直すことより軽量化・高剛性化を両立。1本あたり1.2kgの軽量化を実現し、バネ下重量軽減による乗り心地性と操縦安定性の向上に貢献する。カラーはレースシーンに合うプレミアムチタンダークシルバーを採用した。

ボディカラーは、全グレード共通で「ボルカニックアッシュグレーメタリック」と、「ドーンブルーメタリック」を新設定。RZグレードに台数限定で新規色「マットアバランチホワイトメタリック」を設定した。またRZグレードにはメーカーオプションとして、タンカラー内装を新たに採用。高級感を高めた。

RZグレード、SZ-Rグレードに搭載されるJBLプレミアムサウンドシステムは、サウンドチューニングの最適化により、音質を向上させた。

待望の新開発6MTを搭載

トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(米国仕様 プロトタイプ)トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(米国仕様 プロトタイプ)

そして待望のMT車の設定だ。トヨタは「お客様からの強いご要望・ご期待にお応えすべく、スープラのハイパワーエンジンに合わせたマニュアルトランスミッションを新規に開発し、RZグレードに設定しました」と説明している。GRスープラ発売当初は、トルクのあるエンジンに組み合わせるMTの開発はコスト面から難しい、とMT車の設定に懐疑的だったが、ファンの期待に押された。

新開発の6速MTは、コンピューターがドライバーのクラッチ、シフト操作に合わせて、最適なエンジン回転数になるよう制御するiMTを採用。シフト操作時に自動ブリッピングし、ドライバーの意を汲んだスムーズで気持ちの良いスポーツ走行に貢献する。

シフトノブはどの方向からも握りやすく操作のしやすい球体形状を採用。ノブトップにはGRロゴを配した。また、MT専用の室内サウンドチューニングが施され、加速時の盛り上がりを演出する。

トヨタ GRスープラに待望のMTが登場。写真は米国仕様のプロトタイプトヨタ GRスープラに待望のMTが登場。写真は米国仕様のプロトタイプ
《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集