3月25日に開幕した「東京モーターサイクルショー」で、ヤマハ発動機販売は日本未導入のモデルを多数参考出品。目玉のひとつとして大々的に展示されていたのが、今秋以降に日本導入予定のハイパーネイキッド、新型『MT-10』だ。
ヤマハのロードスポーツモデルのフラッグシップであるMT-10は、意のままに操れるストリート最強のスポーツ性能と、多用途で楽しめる機能を集約させたモデル。開発コンセプトは、「MT-king's Dignity」。『YZF-R1』譲りの998cc・直列4気筒「CP4」エンジンは、吸排気系を見直し、ユーロ5排ガス規制適合化と出力アップを実現。ヤマハのハイパーネイキッドの中でも最も強力なものとなった。

最高出力は165.9ps、最大トルクは112Nm。まさにマスターオブトルクの名に恥じない走りを見せる。
「MTシリーズ」らしさを感じさせるデザインは、より個性的で攻撃的なものに。軽量アルミニウム鍛造ピストン、オフセットコンロッド、およびメッキシリンダーなど機能部品とデザインが融合している。

また、操る悦びを体感できるサウンドデザイン、トラクションコントロールやスライドコントロールシステムなど、IMU搭載による高精度な各種電子制御を採用。さらに、設定した速度に最高速度を制限できる同社初採用のYVSL、滑らかなシフトアップ&ダウンが可能なクイックシフターなど、ブラッシュアップを図っている。