ダンロップの新タイヤ「SPORTMAX Q5」が初お披露目! EV専用タイヤも登場…東京モーターサイクルショー2022

ダンロップの新タイヤ「SPORTMAX Q5」が初お披露目! EV専用タイヤも登場…東京モーターサイクルショー2022
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  • DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022
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住友ゴム工業は、第49回東京モーターサイクルショーにダンロップブースを出展。近い将来投入が予定される新ハイグリップタイヤ「SPORTMAX (スポーツマックス) Q5」とこれまでにないEVコンセプトタイヤが初披露された。

ダンロップの「技術力の高さ」を来場者全員が体感できる凝った仕掛けが満載

DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022

今回テーマとして掲げられたのは「We are all Dinnovators」というキャッチコピーだ。「Dinnovators」とは、“DUNLOP”“INNOVATORS(革新者)”を組み合わせた造語で、ダンロップとつながるすべての人々とともに大きな変革を生み出していこう、という未来に向けたメッセージである。

製品の展示には、タイヤが宙に浮いているように見える演出が成され、カーカスを連想させるワイヤーを多用。ダンロップ=タイヤメーカーというイメージを強くアピールすると同時に、そのコーポレートカラーによってひと際目立つ、「ワクワク感」を感じさせる空間になっていた。

DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022

ブース内は大きく4つのテーマに分かれていた。ひとつは「SPORTMAX α-14」「SPORTMAX ROADSMART IV」、「TT100GP Radial」といったラジアルタイヤの基幹品が並ぶスペースだ。その隣には非日常的なレーシングマシンを展示。NTSのMoto2マシンと無限(M-TEC)が開発した電動モトクロッサー『E.REX』が研ぎ澄まされたオーラを放っていた。

また、奥には大型スクリーンが設置され「Are you Dinnovators?」と題された体験型コンテンツを用意。これはスクリーンに手をかざすと、その動きに連動してバイクの疾走音が鳴り響き、画面にタイヤ痕が刻まれるというものだ。聴覚と視覚によってライディングの高揚感が刺激されるユニークなアトラクションとして多くの来場者が楽しんでいた。

オンロードラジアルの最高峰モデル「SPORTMAX(スポーツマックス)Q5」が衝撃のデビュー!

DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022

なにより注目が新製品のスペースだ。ここでは「SPORTMAX Q4」の後継を担う「SPORTMAX Q5」(以下、Q5)、そしてやがて到来するバイクのEV化に備えたコンセプトタイヤ「MC507 FOR EV」を公開。それぞれ方向性は全く異なるタイヤながら、ダンロップが持つ「技術力の高さ」が打ち出されていた。

SPORTMAX Q5  / 東京モーターサイクルショー2022SPORTMAX Q5 / 東京モーターサイクルショー2022

「Q5」はその存在が明らかになりながらも、リリース時期や搭載技術の詳細は未発表。現行モデルの「Q4」は2019年にデビューし、ストリートリーガルにもかかわらず、最大バンク角62度というレーシングスリック並のスペックを実現。このカテゴリーのフラッグシップとして君臨していたわけだが、Q5がその後を継ぐことになる。とはいえ、一体なにが違うのだろう?

「Q4はアメリカ市場をメインにしていました。日本人と比べると圧倒的に身体が大きく、腕力も強いユーザーの要求に応えるべく、剛性を高める方向で開発。おかげさまで高評価を頂いていますが、Q5はその許容範囲を広げ、より多くのライダーにマッチするように改良しました。具体的にはベルトやカーカスの剛性、ゴムの温度レンジを見直し、接地感がわかりやすくなっています」と、住友ゴム工業タイヤ技術本部に所属する大谷匡史さんが解説してくれた。

SPORTMAX Q5  / 東京モーターサイクルショー2022SPORTMAX Q5 / 東京モーターサイクルショー2022

高いレベルにあるQ4は、マシンにもかなりのパフォーマンスを、そしてライダーにも一定のスキルを求めるタイヤだった。その先の選択肢にはレース用タイヤしか存在しないほどのハイエンドだったわけだが、果たしてQ5の進化ポイントは普通のユーザーに感じ取れるものなのだろうか。

「おそらく、乗り始めてすぐに違いを体感して頂けるのではないでしょうか。コーナーの手前で減速し、車体をリーンさせる時のインフォメーションがより明確なものになっていますから、スポーツライディングの醍醐味をこれまで以上に堪能して頂けるはずです」

EV時代に向けて先駆けて開発した、EVバイク専用コンセプトタイヤ「MC507 FOR EV」

MC507 FOR EV / 東京モーターサイクルショー2022MC507 FOR EV / 東京モーターサイクルショー2022

さて、このようにスポーツに特化したダンロップらしいタイヤがQ5だとすると、これから新たな歴史を作っていく未来の製品が、EVバイク向けのコンセプトタイヤ「MC507 FOR EV」だ。もともとダンロップは、トヨタのソーラーカー用タイヤや、バイクで初めて低燃費に着目した「スポーツマックス・エナセーブ」といった実績があり、マン島TTを制した無限の電動レーサー「神電」シリーズも一貫してサポート。つまり、環境性能への意識も高い

MC507 FOR EV / 東京モーターサイクルショー2022MC507 FOR EV / 東京モーターサイクルショー2022

とはいえ、それはどういうキャラクターなのか。ガソリンエンジンのバイクと電動で走るバイクとでは、タイヤに求められる性能は異なるのか。そうしたいくつかの疑問に、住友ゴム工業タイヤ技術本部の一柳豊さんが次のように答えてくれた。

「静粛性やスムーズさが電動のメリットですから、音や振動を意図的に大きくするわけにはいきません。言い換えると、情緒面では物足りなく、実用面では航続距離に不安がある中、タイヤにできることはなにか。そこでライダーがストレスを抱えることなく乗れて、趣味としてもちゃんと楽しめることを議論しました。」

MC507 FOR EV + Honda PCX ELECTRIC / 東京モーターサイクルショー2022MC507 FOR EV + Honda PCX ELECTRIC / 東京モーターサイクルショー2022

現段階ではコンセプトとはいえ、その方向性はどのようなものだろう?

グリップ力、乗り心地のよさ、耐摩耗性、素直なハンドリング…など、バイクのパワーユニットがガソリンであっても電気であっても、タイヤに必要な基本性能は大きく変わりません。そのためにはまずタイヤ全体のスペックを底上げし、その上でバッテリーの持ちや静粛性をさらに向上させられるよう様々なシミュレーションを繰り返しています。」

SDGsにおいて、ダンロップの描くサステナビリティな取組みとは?

SPORTMAX Q5 + YAMAHA R1 / 東京モーターサイクルショー2022SPORTMAX Q5 + YAMAHA R1 / 東京モーターサイクルショー2022

「中長期的な取り組みとしては、2030年までにサステナブル原材料(バイオマス原材料とリサイクル原材料を足したもの)の比率を全体の40%まで引き上げ、2050年には100%になることを目指しています。同時に、製造過程のCO2排出をゼロにすることによって、社会と環境との共存を図る。これを社全体の方針として掲げています。EV向けの製品開発は、その意味で重要な役割を果たすはずです。」

「今はEVバイクの黎明期にあり、その渦中にいることを思うと個人的にも楽しみでなりません。まずは2030年までの実用化を目指し、ユーザーの皆様の期待に応えられる製品開発に取り組んでいきますので、楽しみにしていてください!」

DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022DUNLOP / 東京モーターサイクルショー2022

モータースポーツで培った高い限界性能のみならず、環境面でもその技術力を存分に活かそうとしているダンロップ。東京モーターサイクルショーのダンロップブースを通じてダンロップブランドの「技術力の高さ」を改めて確認することができた。これから送り出される製品に、ますます注目が集まりそうだ。まずは近々の発売が予定されている「SPORTMAX Q5」のデビューを心待ちにしたいと思う。

《レスポンス編集部》

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