aideaは2月15日、同社が製造・販売する原付二種の電動3輪バイク『AAカーゴ β8』が国土交通省による型式認定を取得したことを発表。国内第5のバイクメーカーが誕生した。
aideaは、2019年東京モーターショーで誕生した日本の新しいモビリティブランドだ。同社が製造・販売する『AAカーゴ』シリーズは安定性の高い3輪構造、大型スクリーンとルーフ、独立懸架リアサスペンション、大径ホイールという独自の車体構成により、従来のビジネスバイクが持つさまざまな課題を解決。マクドナルドやドミノピザの宅配サービス車両、日本郵便やDHLの集配車両として採用されている。
今回、AAカーゴ β8が、道路運送車両法施行規則第62条の3第1項の規定に基づき、1月26日に国土交通省による型式認定を受けた。AAカーゴ β8の生産は神奈川県相模原市の自社工場で行っているが、国内型式認定の取得は今回が初めてとなる。
型式の認定を受けるには、保安基準に適合していることはもちろん、さらに厳しい計測試験や走行試験の数々をパスする必要があり、ベンチャー企業にとって大きな壁となっている。今回AAカーゴ β8による型式認定取得はaideaが「国が認めたバイクメーカー」となったことを意味する。同社は今後、「第5のメーカー、aidea」として認知されるよう、社会に役立つ製品作りを進めていく。