「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」が12月10日、決定した。大賞に選ばれたのは、日産『ノート』(ノート/ノートオーラ/ノートオーラNISMO/ノートAUTECHクロスオーバー)だった。日本カー・オブ・ザ・イヤーは今年度が42回目の開催となる。
選考委員の中谷明彦氏は、三菱『アウトランダー』に満点の10点を投じた。アウトランダーPHEVはテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーに選出された。以下は日本カー・オブ・ザ・イヤー公式HPに掲載された中谷氏のコメント。
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今や世界の手本となったPHEVシステムを強化しただけでなく、デザイン、装備、質感で圧倒的に魅力を高めたが、それ以上に、大型SUV車でありながらオンロードでもオフロードでも高度なハンドリングを実現し、環境、エコを重要視する新世代車でも「走りを諦めない」姿勢を示した。それを支える4輪駆動力及びヨーコントロール制御は、三菱自動車のDNAとして、ランサーエボリューションやパジェロなどモータースポーツで活躍した技術と実績を高度にアレンジし盛り込んだもので、大いに評価したい。
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中谷氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
●トヨタGR 86/スバルBRZ:2点
●ホンダ・ヴェゼル:1点
●三菱アウトランダーPHEV:10点
●シボレー・コルベット:8点
●メルセデスベンツCクラス:4点
各賞
●日本カー・オブ・ザ・イヤー:日産ノート
●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:フォルクスワーゲン・ゴルフ/ゴルフヴァリアント
●デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー:BMW 4シリーズ(クーペ/カブリオレ/グラン クーペ/M4クーペ)
●テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー:三菱アウトランダーPHEV
●パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー:シボレー・コルベット
●K CAR オブ・ザ・イヤー(軽自動車):ホンダN-ONE
今年度のエントリーは、2020年11月1日から2021年10月31日までに発表または発売された乗用車国内外の全29モデル。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員により、まず上位10モデルの「10ベストカー」を選定、さらにそれらの中から投票により“今年を代表する1台”を決定した。輸入車の中で最多得票の車にはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが送られる。