軽にもあった「RVブーム」、意外?なOEMモデルも【懐かしのカーカタログ】

ダイハツ・ミラターボRV4
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RVブームの頃に登場したあんなモデル、こんなモデル。3回目の今回はレアな軽自動車を含めた、コンパクト系モデルを、OEM車等のややこしさを整理しつつ(?)振り返る。

ダイハツ・ミラターボ RV−4(1992年)

ダイハツ・ミラターボRV4ダイハツ・ミラターボRV4
今となっては随分懐かしい2代目ダイハツ『ミラ』。そのマイナーチェンジ時に登場したのがこの「RV4」だった。外観は写真のとおりでリヤには専用キャリアでスペアタイヤをマウント、ドアミラーも専用の大型。3気筒12バルブのインタークーラー月ターボを搭載し、フルタイム4WDを備えた本格的なモデルだった。

スズキKei(1998年)

スズキKeiスズキKei
マツダ・ラピュタマツダ・ラピュタ
RVのスポーツ性とセダンの上質感を併せ持つクロスオーバーとして登場。605mm(2WD)の乗降性のいい着座高をもち、最低地上高は155~185mmの設定。FF、フルタイム4WDを用意し、街中から郊外、日常からレジャーユースまでカバーするクルマ。スマートにリヤシートが折り畳めるラゲッジスペースは特徴のひとつ。マツダ・ラピュタはOEM車。

スズキ・スイフト(2000年)/シボレー・クルーズ(2001年)

スズキ・スイフトスズキ・スイフト
シボレー・クルーズシボレー・クルーズ
初代のカタログコピーは、スイスイ・スイフト誕生(笑)。当時の『ワゴンR+』のプラットフォームを用い、最低地上高は165~175mmの設定。JWRCのベース車両にもなった。シンプルだが機能的で、リヤシートにはリクライニング機構を装備。ラゲッジスペースの床下に、持ち運び可能なラゲッジボックスも備えた。兄弟車のシボレー『クルーズ』は、リヤとフロント回りのデザインが専用。

ダイハツ・テリオスキッド(1998年)/テリオス(1997年)/トヨタ・キャミ(1999年)

ダイハツ・テリオス/テリオスキッドダイハツ・テリオス/テリオスキッド
トヨタ・キャミトヨタ・キャミ
1.3リットルエンジンを積む小型車の『テリオス』と軽自動車の『テリオスキッド』は多くの部分を共用化。全幅は小型車の『テリオス』のオーバーフェンダー分の差、ホイールベースは共通の2420mmだった。ただし『テリオス』はリヤドアから後ろのボディ形状を専用にし、ラゲッジスペースの余裕を増やすなどしていた。そのトヨタ版が『キャミ』。

三菱eKアクティブ(2004年)

三菱eKアクティブ三菱eKアクティブ
三菱『eK』シリーズの第4弾として登場。ちなみに1~3弾は『eKワゴン』『eKスポーツ』『eKクラッシィ』だ。『eKアクティブ』ではSUVテイストを持ち味に、165mmの最低地上高の設定とサスペンションも専用にチューン。シート座面をベースの『eKワゴン』+45mmの高さにセットし、見晴らしがよく、運転のしやすさも配慮された。2WDの他に4WDももちろん用意。3気筒12バルブのターボとNAがあった。

三菱eKアクティブ三菱eKアクティブ

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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