惜別のホンダF1…ホンダコレクションホールで「F1とともに進化した市販車」展開催中

栃木県茂木町のツインリンクもてぎ内にあるホンダコレクションホールで、「F1とともに進化した市販車」展を開催している。ホンダが2021年シーズン限りでF1から撤退することに伴い、ファンへの感謝と惜別の企画展だ。

「(F1撤退は)ファンの皆様からの残念だというお声はたくさん承っておりますが、私たちにとっても残念でたまりません。そんな様々な思いを込めて企画しました」という担当の野尻朋幸さんの言葉が、全てを表しているようだ。

展示されるF1マシンは『RA272』『RA301』『マクラーレンMP4/7A』『RA106』『トロ・ロッソSTR13』の5台で、各時代を代表する市販車も合わせて展示されるのが大きな特徴。キャブレター4連装のDOHCエンジンを搭載した軽トラック『T360』をはじめ、世界で最初にマスキー法(当時もっとも厳しいとされた米国の排出ガス規制)をクリアしたエンジンを搭載した『シビックCVCC』や、F1マシン同様のミッドシップエンジン・リアドライブ方式のスポーツカー『NSX』、ホンダ初となる量産フルEV『ホンダe』など20台が並ぶ。

展示コンセプトは”強い想いが未来をつくり出す”。ホンダがレースにチャレンジする意味を改めて紐解き、新たな目標(2050年カーボンニュートラル)に向けて挑戦を続けることと、F1で磨いた技術はこれからも変わらないホンダの姿勢であるとアピールしている。

各車1台ずつの説明のほか、時代を先取りした取り組みなども詳しく掲示。フロア全体がアイボリーホワイトに日の丸の赤という、モータースポーツにおける日本のナショナルカラーでまとめられている。これはホンダF1のカラーそのもので、ファンなら胸を熱くすることだろう。館内にはより台数をそろえたF1の常設フロアもあるので、合わせてじっくりと見学したい。

「8月から開催しており好評を得ています。古いマシンや市販車ばかりでなく新しい車両も展示してますので、ファミリーでも盛り上がると思います」と野尻さん。2022年3月6日まで開催予定。

「F1とともに進化した市販車」展示車両は以下の通り。

【F1マシン】
・RA272(1965年)※展示専用モデル
・RA301(1968年)
・マクラーレンホンダ MP4/7(1992年)※展示専用モデル
・Honda RA106(2006年)
・Red Bull Toro Rosso Honda STR13(2018年)

【市販車】
・T360(1965年)
・N360(1967年)
・バモス(1970年)
・Z(1971年)
・シビックCVCC(1973年)
・アコード(1976年)
・シティ(1981年)
・エレクトロジャイロケータ(1981年)
・プレリュード(1984年)
・トゥデイ(1985年)
・NSX(1990年)
・シビックSiR(1993年)
・CR-V(1995年)
・インサイト(1999年)
・フィット(2002年)
・N-BOX(2011年)
・S660(2015年)
・NSX(2017年)
・フィット e:HEV(2020年)
・ホンダe(2020年)

《嶽宮 三郎》

編集部おすすめのニュース

特集

おすすめのニュース