メルセデスベンツ Gクラス に2022年型、新外装パッケージ登場…IAA モビリティ2021

Gクラスならではのオフロード性能を強調

アンビエント照明は従来の8色から64色に拡大

伝統の悪路走破性は健在

メルセデスベンツ Gクラス の2022年型
  • メルセデスベンツ Gクラス の2022年型
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メルセデスベンツは、IAAモビリティ2021において、『Gクラス』(Mercedes-Benz G-Class)の2022年モデルをワールドプレミアした。

Gクラスならではのオフロード性能を強調

2022年モデルには、新たに「プロフェッショナルライン・エクステリア」が設定された。プロフェッショナルライン・エクステリアは、Gクラスならではのオフロード性能を強調する外装パッケージになる。

プロフェッショナルライン・エクステリアには、ヘッドライトのストーンガードグリル、前後のマッドフラップ、ワイドタイヤ、18インチの5本スポークアルミホイールがセットされる。IAA モビリティ2021に展示された車両には、マグノペイント仕上げや「Gマヌファクトゥーア」のカスタマイズプログラムから選択された内外装の多くのオプションが装備され、堅牢かつスタイリッシュな外観を演出している。

Gマヌファクトゥーアのコッパーオレンジマグノ塗装は、プロフェッショナルライン・エクステリアに合う色として用意された。Gマヌファクトゥーアのナイトブラックマグノ仕上げのルーフ、バンパー、ホイールアーチエクステンションとコーディネートされている。

プロフェッショナルライン・エクステリアでは、ルーフラックやスペアタイヤホルダーがオプションで選べる。ルーフラックの上には、ルーフテントを取り付けることが可能で、Gクラスをオフロードキャンピングカーに変身させる。ルーフラック、スペアタイヤホルダー、アルミホイールは、マットブラックで仕上げられた。オプションのナイトパッケージの一部として、ドアミラーカバー、メルセデスベンツのスリー・ポインテッド・スターも黒で仕上げられている。インテリアには、ブラックレザーと黒いオープンポアアッシュウッドトリムを装備することができる。

アンビエント照明は従来の8色から64色に拡大

2022年モデルには、リアサイドウィンドウとリアウィンドウのダークガラスを用意した。アンビエント照明は、従来の8色から64色に拡大する。ボディカラーは10色をラインナップした。

2022年モデルには、後席エンターテインメント装着用のアダプターと、牽引ヒッチ装着用のアダプターが標準装備される。プロフェッショナルライン・エクステリアに加えて、さらに2つのエクステリアライン(エクスクルーシブライン・エクステリアとAMGライン)、3つのテーマインテリア(スタンダードインテリア、エクスクルーシブライン・インテリア、スーペリアライン・インテリア)が選択できる。

それぞれのパッケージは、人気の高い装備の選択肢を組み合わせており、Gクラスのさまざまな個性を強調しているという。Gクラスの顧客は、Gマヌファクトゥーアの幅広いオプションを通じて、独自のドリームカーにカスタマイズすることもできる。

伝統の悪路走破性は健在

「ダイナミックセレクト」によって、路面や走行状況に応じて、瞬時に5つのドライブモードを切り替えることができる。エンジンやトランスミッション、サスペンション、ステアリング、先進運転支援システム(ADAS)の特性によって、「コンフォート」、「スポーツ」、「エコ」、「インディビジュアル」、「Gモード」の5モードが選択できる。

Gモードは、3つのディファレンシャルロックのいずれかを作動させる、または通常より2倍以上の駆動力を発揮するオフロード用低速ギアの「LOW RANGE」を選択した場合に有効になる。このオフロードモードは、シャシーの調整式ダンパーとステアリング、アクセル特性を変更し、不要なシフトチェンジを行わないことにより、最適なコントロールと最大限の悪路走破性を確保した。作動時には、小さな「G」のアイコンが、インストゥルメントクラスターに点灯する。

選択したドライブモードに応じて、「コンフォート」、「スポーツ」、「オフロード」の3種類のステアリング特性を切り替えることができる。オンロードでは快適かつスポーティな操舵感が確保される一方、未舗装の不整路では直接的で正確なフィードバックが得られる。さらに、いずれの場合も、充分なパワーアシストが行われる。

伝統の悪路走破性は健在だ。フロントアクスルのダブルウイッシュボーンは、サスペンションのサブフレームを介さず、ラダーフレームに直結させた。リアはリジットアクスルとした。悪路走破性の高さを示すアプローチアングルは31度、デパーチャーアングルは30度、ランプブレークオーバーアングルは26度。最低地上高は241mmとしている。

IAA モビリティ2021IAA モビリティ2021

《森脇稔》

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