メルセデスベンツのベストセラー・オフローダー、『Gクラス』のフルエレクトリックバージョンがついに登場する可能性が高いことがわかった。
メルセデスベンツのデジタル化部門トップのサシャ・パレンバーグ氏は、2019年11月、自身のツイッターにて「ダイムラーのオラ・ケレニウスCEOが、メルセデスベンツGクラスのEV版を数年以内に、市販化する方針を固めた」とコメントしたが、いよいよ実現するときが来たようだ。
EV仕様は現段階で不明だが、デュアルモーターを搭載する四輪駆動が予想され、最高出力は500psオーバーと噂される。また大型の108kWhバッテリーを積み、WLTPサイクルで航続は役500km(311マイル)のパフォーマンスが期待されている。車重はディーゼルのAMG「G350d」が2,351kg(5,183ポンド)、AMG「G63」が2,650kg(5,842ポンド)だが、EVバージョンでは巨大なバッテリーを積むため3,000kgオーバーになる可能性があるという。
メルセデスベンツは、欧州連合知的財産庁に「EQG 560」、及び「EQG 580」を登録しており、この2つのバージョンが有力とされる。またEQGはフラッグシップ「EQS」と、今後登場予定の「EQE」のように専用のエレクトリックモデルではなく、燃焼エンジンGクラスEVバージョンとなることも濃厚だ。
GクラスEVバージョンは、2021年9月に開催される「IAAモビリティ」にてワールドプレミアになるだろう。