マツダ ロードスター初代 をレストア、19万km超90年式NAが極上の仕上がり…CLASSIC MAZDA

NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。
  • NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。
  • NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。
  • NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。
  • NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。
  • アルミホイール&タイヤは、あえて復刻品をセレクト
  • ステアリングの革の状態が悪かったようで、これまではリペアで済ませていたのを、オーナーは今回思い切って“張り替え”に踏み切ったという。
  • マツダによれば「ベースの状態によって補修か張り替えのいずれかを実施する」とのこと。今回の張り替えでは、新車当時の風合いを再現した復刻レザーが採用されている。
  • エンジンは、オーバーホール

「新しい命を吹き込み、息を吹き返らせ、そして輝かしい未来へ送り出す」

そんな深く真摯な気持ちで、自動車メーカーのマツダが手掛けるNAロードスターレストアサービスについて、ご存知の方も多いだろう。オーナーが大切に乗り続けてきた愛車、1台1台にしっかり向き合い“新車”さながらの姿へ蘇らせる貴重なサービスとして、初代ロードスターのオーナーをはじめクルマ好きの間で注目されている。

マツダ広報部に、NAロードスターレストアサービスの進行状況を尋ねたところ、2020年7月2日に完成となったレストア7号車の情報を頂いた。マツダの「CLASSIC MAZDA」サイト内で閲覧できる、レストア7号車の完成車レコードWebページ(www.mazda.co.jp/carlife/classicmazda/na/restore/record/7/)に掲載されていないレストア中の貴重な写真を、今回マツダ広報部から特別に頂いたので、ぜひ本記事でたっぷりご紹介したい。

◆NAレストア7号車のオーナーが選んだメニューは「フルレストア」

NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーは、大切な愛車として19万1000kmをともに走り、「今後もずっと乗り続けたい」という思いから、NAロードスターレストアサービスに申し込んだという。

オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。基本メニュー(ボデー&エクステリア)に、エンジン&パワートレイン、シャシー&サスペンション、インテリア、エアコン、アルミホイール&タイヤ(復刻品をセレクト)など、すべてのオプションが含まれているプランだ。

NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。

NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。

NAレストア7号車は、静岡県在住のオーナーが新車で購入した1990年式スペシャルパッケージ。オーナーが選んだメニューは「フルレストア」。

アルミホイール&タイヤは、あえて復刻品をセレクト

◆ステアリング革は復刻レザーに張り替え

ステアリングの革の状態が悪かったようで、これまではリペアで済ませていたのを、オーナーは今回思い切って“張り替え”に踏み切ったという。マツダによれば「ベースの状態によって補修か張り替えのいずれかを実施する」とのこと。今回の張り替えでは、新車当時の風合いを再現した復刻レザーが採用されている。

ステアリングの革の状態が悪かったようで、これまではリペアで済ませていたのを、オーナーは今回思い切って“張り替え”に踏み切ったという。

マツダによれば「ベースの状態によって補修か張り替えのいずれかを実施する」とのこと。今回の張り替えでは、新車当時の風合いを再現した復刻レザーが採用されている。

◆新車さながらにエンジンを「オーバーホール」

エンジンは、オーバーホール。本家マツダのプロフェッショナルなスタッフが、丁寧にエンジンを組み上げている。

エンジンは、オーバーホール

エンジンは、オーバーホール

エンジンは、オーバーホール

本家マツダのプロフェッショナルなスタッフが、丁寧にエンジンを組み上げている

このほか、当時オプション品で設定されていたクロームメッキヘッドカバーを、今回のNAレストア時に丁寧に磨き上げられており、光沢がとても美しい。

当時オプション品で設定されていたクロームメッキヘッドカバーを、丁寧に磨き上げられている

当時オプション品で設定されていたクロームメッキヘッドカバーを、丁寧に磨き上げられている

当時オプション品で設定されていたクロームメッキヘッドカバーを、丁寧に磨き上げられている

◆新車の乗り心地を意識したつくり込み

シャシー&サスペンションは、アーム類やダンパー・バネ、ブレーキまわりなど、約300個の部品を新品に交換。新車の乗り心地を意識してつくり込まれている。

シャシー&サスペンションは、アーム類やダンパー・バネ、ブレーキまわりなど、約300個の部品を新品に交換
シャシー&サスペンションは、アーム類やダンパー・バネ、ブレーキまわりなど、約300個の部品を新品に交換

シャシー&サスペンションは、アーム類やダンパー・バネ、ブレーキまわりなど、約300個の部品を新品に交換

シャシー&サスペンションは、アーム類やダンパー・バネ、ブレーキまわりなど、約300個の部品を新品に交換

◆ボディは「全塗装」され鮮やかなレッドが眩しい

ボディは、目に見えない部分も、ボンネットやドアといった外装と同等の高い品質で完璧に全塗装。艷やかな理由は、通常はボディ外装に行う「クリア塗装」を骨格フレーム部分にまで施されているからだ。本家マツダのNAレストアサービスだからこそ、実現できる究極的なこだわりと高いクオリティには、NAロードスターを生み出したマツダに在籍する経験豊富な塗装職人たちの情熱と高貴なプライドを感じる。

ボディは、目に見えない部分も、外観と同等の高い品質で完璧に全塗装

艷やかな理由は、通常はボディ外装に行う「クリア塗装」を骨格フレーム部分にまで施されているからだ

艷やかな理由は、通常はボディ外装に行う「クリア塗装」を骨格フレーム部分にまで施されているからだ

艷やかな理由は、通常はボディ外装に行う「クリア塗装」を骨格フレーム部分にまで施されているからだ

艷やかな理由は、通常はボディ外装に行う「クリア塗装」を骨格フレーム部分にまで施されているからだ

本家マツダのNAレストアサービスだからこそ、実現できる究極的なこだわりと高いクオリティには、NAロードスターを生み出したマツダに在籍する経験豊富な塗装職人たちの情熱と高貴なプライドを感じる

こうして見事に蘇った、1990年式スペシャルパッケージ。NAロードスターレストアサービスでは、作業の途中状況を記録に残し、レストアフォトブックに納めてオーナーに手渡してくれるのも嬉しい。オーナー自身が作業状態を確認したい場合は、日程などを調整し、工場見学が可能だ。

経年劣化で弱ってしまったNAを、マツダ自らが新車さながらの姿に仕上げてくれるNAロードスターレストアは、大切な愛車に乗り続けたいと願うNAオーナーの願いを叶えてくれる、かけがえのない貴重な取り組みと言えるだろう。

《カーケアプラス編集部@金武あずみ》

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