ケンウッド、通信型ドラレコを活用したテレマティクスサービス開発パッケージを提供開始

通信型ドライブレコーダーのシステム構成イメージ
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  • SDKの構成イメージ

JVCケンウッドは、通信型ドライブレコーダーを活用したIoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現する「STZ-DR00開発パッケージ」の提供を1月20日より開始する。

JVCケンウッドは、テレマティクスサービス向け通信型ドライブレコーダー「STZ-DR00」を開発し、スマートフォンと連携して事故時の位置情報などを家族と共有するコンシューマーサービス向けや、GPSを活用した動態管理・危険運転判定等による運行管理サービス向けなどに提供を進めてきた。今回、このドライブレコーダーを核としたIoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現する「STZ-DR00開発パッケージ」を開発した。

同パッケージは開発済みの通信型ドライブレコーダーに加え、ソフトウェアをSoftware Development Kit(SDK)として提供することで、アプリケーション(通信アプリ)、サービス部分(サーバー)の開発のみでテレマティクスサービスが導入可能。スピーディなテレマティクスサービスの構築とサービスインを実現する。顧客ニーズに応じて外部システムとの連携を自由にカスタマイズできるほか、汎用OSの採用により独自アプリケーションの組み込みを可能とし、車線逸脱・前方発進などを検知するADAS(安全運転支援)や、居眠り・脇見運転を検知するDMS(ドライバーモニタリングシステム)などの機能をオプションとして追加可能。また、衝撃等のイベント検知時に映像やGPS情報などをサーバーへアップロードするカスタマイズにも対応する。

同社では、損害保険会社やカーシェアリング業者、リース会社をはじめ、運行管理システムなどのテレマティクスサービス導入を検討している企業に向け、短期間・低コストでのサービスインを実現するソリューションとして同パッケージを提案していく。なお同パッケージは、1月20日から1月22日まで東京ビッグサイトで開催される「第13回 オートモーティブ ワールド」の同社ブースにて初公開する。

《纐纈敏也@DAYS》

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