スズキ、アルト など7車種76万9000台をリコール…燃料タンク変形で残量警告灯が点灯せず

スズキ・アルト(2015年)
  • スズキ・アルト(2015年)
  • 不具合箇所
  • 改善前と改善後

スズキは11月19日、『アルト』など7車種76万9000台について、燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、スズキ『アルト』『アルトラパン』『ワゴンR』『スペーシア』、マツダ『キャロル』『フレア』『フレアワゴン』の7車種で2014年12月2日~2019年4月4日に製造された76万9032台。

対象車両は、樹脂製燃料タンクにおいて、燃料蒸発ガスホースの材料及び圧力調整弁の表面粗さが不適切なため、圧力調整弁が固着するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、燃料タンクが負圧で変形。燃料レベルゲージが傾き、燃料計が実際の燃料残量より多く指示するため、燃料残量警告灯が点灯することなく予期せぬ燃料切れとなるおそれがある。

改善措置として、全車両、燃料蒸発ガスホースと通気配管を対策品に交換する。

不具合は58件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発覚した。

《纐纈敏也@DAYS》

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