くるみえ for Citiesは、自治体が保有するパトロール車両等にドライブレコーダーを取り付けて走行するだけで、路面のひび割れ状況や平坦性などを広範囲かつ効率的に調査できるクラウド型サービス。専用車両や高価なカメラ機器などの初期投資が不要なため、手軽に道路劣化診断を開始し、予防保全を含むデジタルメンテナンス実現に寄与する。
NECはサービス開始に先立ち、今年3月より南紀白浜エアポートと、くるみえ for Citiesを活用した空港滑走路の路面調査および点検の効率化に関する実証実験を進めている。実証実験では、多数のタイヤ痕や路面上の排水溝等、滑走路ならではの環境でも高精度な調査ができるよう、AIの性能改善に取り組んでいる。NECとエアポートは今後も、滑走路面での本サービスの実用化に向けて技術実証を進めていく。