デンソー主催の表彰制度、NEC通信システムが最優秀賞…インバーターECU基盤ソフト開発

デンソー主催の表彰制度でNEC通信システムが最優秀賞に
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日本電気通信システム(NEC通信システム)は、デンソー主催のソフトウェアパートナー開発チーム表彰制度において、複数のパートナー会社が関わる100チーム以上のプロジェクトの中から最優秀賞を受賞したと発表した。

同表彰制度は2025年度に新設されたもので、年1回、高い成果を上げたパートナー会社のプロジェクトチームが表彰される。

NEC通信システムは「インバーターECU基盤ソフトウェア開発」プロジェクトで受賞した。技術的成果と企業ならではの品質ケイパビリティの両面が高く評価された。

具体的には、新規マイコンおよびプラットフォームソフトの立ち上げを短期間で安定化し、自動車メーカーとの仕様・品質に関する技術協議を主体的に推進した。また重大課題の原因を迅速・的確に特定し、恒久対策まで実装するなど、開発全体の生産性・品質向上に寄与した。

加えて、独自の品質強化プロセスを確立・運用し、通信ネットワーク事業で培ったミッションクリティカル領域のノウハウとNECグループの知見をベースに、段階的ゲート審査の徹底、複層レビューによる未然防止、標準化・再利用の推進、データドリブンな品質KPI管理を実践している。さらに、デンソーとの緊密なリレーションシップにより、意思決定の迅速化と合意形成を推進した。

NEC通信システムとしては従業員エンゲージメントの高い組織文化と、健康経営優良法人(ホワイト500)認定に象徴されるウェルビーイング経営が、持続的な高品質・高生産性を支えているとしている。これらの取り組みの総合力が、技術力・提案力・成果の各観点で最優秀評価につながったと考えている。

今回の受賞を契機に、NEC通信システムはデンソーおよび各パートナー会社との協力関係を一層強化し、社会や産業の発展に資するプロジェクトの創出・推進に取り組んでいく。

《森脇稔》

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