ホンダは、上級セダン『アコード』の10代目となる新型を発売。2017年に北米で販売を開始してから約2年半遅れでの日本導入となった新型は、これまでと同様にハイブリッド専用モデルであり、新型『フィット』で導入されたホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」シリーズの第二弾となる。
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HV専用で日本市場投入、価格は465万円
ホンダは新型『アコード』を日本市場に投入、2月21日より販売を開始する。
10代目となる新型アコードは2017年10月より北米で販売を開始。北米モデルでは1.5/2.0リットル直噴ターボも用意されているが、日本では先代同様、ハイブリッドのみの展開となる。
エクステリアは、力強く端正なフロントフェイスや、ロー&ワイドでクリーンなデザインで、アコードならではの上質感や走りのパフォーマンスを表現。インテリアは、見やすいインターフェイスや手に馴染むステアリングホイールなど、操作性の良さと機能美の両立にこだわった上質な室内空間とした。
HV専用で日本市場投入、価格は465万円 画像
合言葉は New Age, New ACCORD[詳細画像]
ホンダは、上級セダン『アコード』をフルモデルチェンジ。2017年より北米では販売が開始されていたが、2年半遅れで日本導入。10代目となる新型は、プラットフォームを刷新し、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載する。
ボディーサイズは全長4900×全幅1860×全高1450。
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アコードはホンダの良心…チーフデザイナー[インタビュー]
10代目ホンダ『アコード』の開発キーワードのひとつにデザインが挙げられ、動感のある美しいスタイルが目指された。そこで、デザインの取りまとめ役を担った本田技術研究所デザインセンター、オートモビルデザイン開発室テクニカルデザインスタジオの古仲学チーフエンジニアデザイナーに話を伺った。
最重量級の仕事
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世のため人のためになるデザイン…エクステリアデザイナー[インタビュー]
10代目ホンダ『アコード』のデザインは、新たなパッケージングによるスポーティーな走りをいかにスタイリングで表現するかを追求して完成したという。そこでエクステリアデザイナーにどのような思いでこのデザインを仕上げたのか話を聞いてみた。
世のため人のためになるデザイン
新型アコードのエクステリアデザインを担当した广汽本田汽車研究開発有限会社商品企画室企画造形科科長兼造形係係長の森川鉄司さん(現中国赴任中)は、2016年5月に日本おいて発表された9代目アコードのマイナーチェンジも担当。その成果を、「自画自賛するわけではないが良い仕事ができた、もう思い残すことはないと思っていた」と評価。続けて「フルモデルチェンジをやれといわれてえ~っ!とびっくりした(笑)」と本当に驚いた様子だ。
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質に対して大いにこだわる…インテリアデザイナー[インタビュー]
10代目ホンダ『アコード』のインテリアは、大幅に質感を向上させるとともに使い勝手にもこだわりを持ってデザインされたという。そこでインテリアデザイナーに詳しく話を聞いてみた。
本場に行ってセダンを改めて体験
インテリアのプロジェクトリーダーを担当した本田技術研究所デザインセンタープロダクトデザインスタジオ、アシスタントチーフエンジニアデザイナーの清水陽祐さんは、初めてプロジェクトリーダーを務めたそうだ。
質に対して大いにこだわる…インテリアデザイナー[インタビュー] 画像
【試乗】ハイスペック男子。だけど日本には大きいのよ…岩貞るみこ
【試乗】ハイスペック男子。だけど日本には大きいのよ…岩貞るみこ
日本の道路事情には大きすぎる
低重心・低慣性プラットフォームから生み出されたドラポジは、遠慮のない低さである。このところ、コンパクトカーはもとより、たとえセダンといえども乗り降りのしやすさに配慮しているというのに、『アコード』ときたら座面に座る瞬間や降りようとするときにはっきり感じるシート座面の低さ。でもこれが、妙に新鮮な気分になるから面白い。
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【試乗】“賢い”インサイトとの違いを打ち出せるか…丸山誠
新型『アコード』は、10代目という区切りのモデル。かつては日本でも上級セダンとして人気が高かったが、主戦場が北米になってから長い。
アメリカではトヨタの『カムリ』がライバルで、これらのクルマはミッドサイズセダントップを争う常連だ。ホンダにとってアコードは北米での大黒柱のため、日本市場より北米重視で開発を進めているのは従来と変わりはない。それは日本市場への投入時期を見てもわかる。
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【試乗】せめて2018年後半に日本で発売していれば…渡辺陽一郎
北米での登場から出遅れること2年半
先ごろフルモデルチェンジを実施した『アコード』は、ホンダの主力車種だ。初代モデルは1976年に発売され、『シビック』と一緒にホンダの4輪車市場を築いた。
新しいアコードは、2017年後半に北米で発売されている。この後、中国などを経て、日本の発売は2020年2月になった。北米と日本では発売時期に約2年半の差があり、この間、日本では旧型アコードを販売していた。