BMW『i8』、4月に生産終了…世界で最も成功を収めた電動スポーツカー

BMW i8
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BMWグループ(BMW Group)は3月11日、プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカーのBMW『i8』の生産を、4月に終了すると発表した。

i8はBMWグループのサステイナブルブランド、「i」のPHVスポーツカーとして、2014年に発売された。当初はクーペボディの『i8クーペ』のみだったが、後にオープン版の『i8ロードスター』が追加され、iブランドは『i3』を含めて、3車種にラインナップを拡大した。

i8のPHVパワートレインは、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動する。エンジンは1.5リットル直列3気筒ガソリンターボで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。モーターは最大出力143hpで、エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、最大出力374hpを引き出す。

モーターとエンジンがフル稼働した状態では、i8クーペの場合、0~100km/h加速4.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。二次電池は、蓄電容量11.6kWhのリチウムイオンバッテリーだ。EVモードでは最大55kmをゼロエミッション走行できる。

BMWグループは、このi8クーペとi8ロードスターの生産を、4月に終了する。最終モデルとして、世界限定200台が発売された「アルティメット・ソフィスト・エディション」をもって、生産を終える予定だ。i8は2014年以来、全世界で2万台以上が販売されている。BMWグループは、i8は世界で最も成功を収めた電動スポーツカー、としている。
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《森脇稔》

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