「モータースポーツ×ライダー×ご当地キャラ」で地域興し…鈴鹿8耐で10年目「逆バンクキャンプ」の次の一手とは

今年も鈴鹿8耐の逆バンクにバイクのまま乗り入れてキャンプができる逆バンクde 8耐CAMPが開催された
  • 今年も鈴鹿8耐の逆バンクにバイクのまま乗り入れてキャンプができる逆バンクde 8耐CAMPが開催された
  • 8耐コースが見える場所でのキャンプはまた格別
  • 若い参加者が増えたという逆バンクde8耐CAMP
  • 8耐のエキゾーストノートを聴きながらバーベキューを楽しむ参加者
  • 逆バンクde8耐CAMP
  • 決勝前の本コースをパレードする参加者
  • 決勝前の本コースをパレードする参加者

「鈴鹿8耐」開催中の土日、逆バンクの特設エリアにバイクを乗り入れながらキャンプができる「逆バンクde 8耐CAMP 2019」が開催された。10年目を迎え、今年も全国から400人近くのライダーたちがバイクで集まった。

昨年は大型台風が直撃し、鈴鹿サーキット内と鈴鹿市が近隣中学校に設けた避難所へ避難する事態となった。今年も土曜日に台風が鈴鹿に接近。しかし、この10年の経験や地域との連携により、参加者には万が一の避難場所などがスムーズに案内され、混乱もなく8耐の夜をキャンプで楽しんだ。

参加者も「育ってきた」10年

8耐のエキゾーストノートを聴きながらバーベキューを楽しむ参加者
この逆バンクde 8耐CAMPは、TV番組「ガチンコ!バリバリ伝説」出演をきっかけにプロライダーになった浜口喜博氏が、子供のころに8耐を観戦して感激した経験から企画を実現させたという。

逆バンクのコースサイドという特別な場所にバイクを乗り入れてキャンプができるだけでなく、土曜日の夜は24時間出入りが可能。またバーベキューも可能で、モータースポーツの本場ヨーロッパのように自由な観戦スタイルを楽しむことができる。

前夜祭と決勝当日の早朝にコースをパレードランできるのも人気の一つ。鈴鹿8耐を熟知し、各所にコネクションがある浜口氏ならではの企画となっている。

浜口氏によれば「今年は若い参加者が目立った」という。毎年ここでキャンプを楽しむ参加者が新規の参加者を引き連れてきたり、定着しつつある「ヤング割」(年齢により入場無料になる特典)で8耐の魅力を知り、新たなる楽しみとして逆バンクでのキャンプに挑戦する若者がいたりするなど、「逆バンクde CAMPを10年続けてきて、お客さんも“育ってきた”と感じます」と浜口氏は語る。

実際、筆者もバイクで参加したところ、先に来ていた方々が雨の影響でぬかるんでいるところを教えてくれたり、転ばないようにアシストしてくれたりするなど、温かな連帯を感じる出来事があった。

鈴鹿8耐をきっかけに「伊勢志摩を知ってほしい」

決勝前の本コースをパレードする参加者
現在はご当地キャラクターである「碧志摩メグ」の生みの親としても活動の域を広げている浜口氏。プロレーサーとして逆バンクde 8耐キャンプなどの活動でモータースポーツを盛り上げるだけでなく、地元三重県を盛り上げるべく様々な活動を行っている。

鈴鹿8耐をきっかけに伊勢志摩をもっと知ってもらおうと昨年から始まったのが逆バンクde 8耐CAMPのスピンオフ企画「伊勢志摩 de 海鮮CAMP 2019」だ。第2回目の今年は10月26日(土)27日(日)に志摩オートキャンプ場で開催される。志摩の海女さんとともに伊勢海老を堪能しつつキャンプをするという豪華な企画だ。

また、もっといろいろな人にバイクを気軽に体験してほしいということで、碧志摩メグ・バージョンの原付スクーターを用意し、伊勢でのレンタルバイク事業を準備しているという。その入口として、まずは碧志摩メグ・バージョンの自転車によるレンタサイクル事業が始まった。

このように、鈴鹿8耐がきっかけとなって双方向に「モータースポーツ×ライダー×ご当地キャラで地域興し」を目指す浜口氏のユニークな活動はこれからも注目したい。

若い参加者が増えたという逆バンクde8耐CAMP

《小林ゆき》

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