ホンダは、7月25日から28日に開催される「2018-2019 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会」参戦する主なホンダチームの体制を決定した。
現在、全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスにワークスチームとして参戦している「Team HRC」は、今年もRed Bullをパートナーに迎え、チーム名を「Red Bull Honda」として、鈴鹿8耐に参戦。ライダーは、JSB1000で現在ランキング1位(第3戦終了時)の高橋巧に加え、スーパーバイク世界選手権シリーズ(WSBK)に参戦中の清成龍―、HRCテストライダーのステファン・ブラドルを起用する。マシンはCBR1000RR SP2をベースとしたワークスマシン「CBR1000RRW」。
高橋巧は「今年はホンダワークスチームとして挑む2年目の鈴鹿8耐。負けられないという気持ちが強い。ここまでの全日本ロードレースでも好調を維持できているし、歯車がかみ合った状態で挑める点は昨年とは大きく違う。なんとしてでも昨年のリベンジを果たしたい」と意気込みを語っている。
また、2017-2018シーズンのシリーズチャンピオンを獲得した「F.C.C. TSR Honda France」は、今シーズンもEWCにレギュラー参戦しており、すでに2勝しランキング3位(第4戦終了時)につけている。ライダーは、フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオの3名で、逆転での2年連続チャンピオン獲得を目指す。
「au・テルル SAG RT」は、JSB1000に参戦中の秋吉耕佑、羽田大河に、MotoGP Moto2クラスに参戦中の長島哲太を加えた3名体制で参戦する。
「KYB MORIWAKI RACING」のライダーは、JSB1000に参戦している高橋裕紀と、全日本ロードレース選手権ST600クラスに参戦中の小山知良が決定。また、これまでに3度の鈴鹿8耐優勝経験を持つ「MuSASHi RT HARC-PRO. Honda」は、現在JSB1000でランキング4位につけている水野涼と英国スーパーバイク選手権(BSB)に参戦中のチャビ・フォレスの参戦が決定。両チームともに新たなライダーが決定し次第、ホームページ等でアナウンスする。
このほか、「Honda Asia-Dream Racing with SHOWA」、「Honda DREAM RT 桜井ホンダ」、「Team ATJ」、EWCにレギュラー参戦中の「Honda Endurance Racing」も、鈴鹿8耐にCBR1000RR SP2をベースとした車両で参戦する。