◆アンプやサブウーファーなどを
フロア下に収めたラゲッジを製作



システムがかなりヘビーになったこのクルマ。その結果、ラゲッジには合計4台のパワーアンプやサブウーファー、さらにはデジタルプロセッサーと多くのユニットを詰め込む必要があった。ただしクルマの実用性を損なわないことがオーナーが狙ったインストールのポイントでもあった。そのためカバーすればラゲッジはフラットになるように、なるべくコンパクトにまとめるインストールを実施することになった。
完成したラゲッジは前方のフロア下にオーディオボードを組み、複数のユニットを効率良くレイアウトして、なるべく薄型&コンパクトにインストールできるスタイルを狙った。取材前日にでき上がったばかりというラゲッジは、システマチックでムダのないデザインで、しっかり実用的な作りに仕上がっていた。
◆フロア下のオーディオボードには
効率良くユニットをレイアウトした




ラゲッジのレイアウトは中央にDLSのサブウーファーをインストール、両サイドにパワーアンプを配置するというスマートなスタイル。さらにサブウーファーの奥にはヘリックスのDSPであるDSP-PRO Mk2を設置するバランスの良いレイアウトを採用。いずれも収まるべきところに収まったというシンプルな作りを施した。
◆積層構造で高効率化を果たした
パワーアンプのインストール



さらにラゲッジ前方のオーディオボードは、プロテクションパネルを被せることで完全にフラットなラゲッジを作ることができるのも魅力。普段使いでは純正とまったく見分けが付かない作りとなっているのもオーナーの狙ったとおりの仕様となった。
コンパクトにまとめたインストールで、多くのユニットを美しく収めたラゲッジルームを作り上げたこのクルマ。スペース効率を高めて、デッドスペースを作らないインストールが決まった。
次回はオーナーがもっとも気を配ったフロントステージのユニット選び&インストールについて見ていくこととしよう。