VWの次世代EV『ID.』にバギーコンセプト、ジュネーブモーターショー2019で発表

フォルクスワーゲン ID.バギー(ジュネーブモーターショー2019)
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フォルクスワーゲンは3月4日(日本時間3月5日)、スイスで開催したジュネーブモーターショー2019のプレビューイベントにおいて、EVコンセプトカーの『ID.バギー』(Volkswagen ID. Buggy)を初公開した。

米国カリフォルニア州では1960年代、初代『ビートル』をベースにしたオフロードモデルがカスタム製作され、砂漠(dune)を走破できる性能を備えていたことから、「デューンバギー」と呼ばれた。ジュネーブモーターショー2019初公開されたID.バギーは、このデューンバギーを最新のEV技術で再現したコンセプトカーになる。

ID.バギーは、フォルクスワーゲングループが新開発した次世代EV向けモジュラープラットフォーム、「MEB」をベースとする。MEBは、モジュラー・エレクトリック・ドライブキットの略。このMEBを最初に搭載するのが、次世代EVの『ID.』ファミリーとなる。

フォルクスワーゲンは2020年、最初のID.ファミリーとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトな4ドアEVの『ID.』を発売する予定。これに続いて、SUVセグメントには『ID. CROZZ』を投入する計画。さらに、MPVの『ID. BUZZ』が順次、市場に投入されることが決まっている。

ID.バギーでは、ルーフやドアを持たない大胆なバキーボディを採用する。リアに置かれるモーターは、最大出力204psを発生。バッテリーはリチウムイオンで、床下にフラットに搭載される。フォルクスワーゲンによると、電動プロペラシャフトを用いた4WD化を実現するために、フロントにモーターを追加することもできるという。

2シーターのインテリアは、防水素材を使用しているのが特徴だ。後席を設けて、4シーターにすることも可能。ボディには、アルミや鉄、プラスチックなどの複合素材を使用。モジュラー設計のため、車体はMEB車台から取り外すことができる、としている。

《森脇稔》

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