ケンウッドから9型HD液晶『彩速ナビ』登場、フィーリングをチェック…東京オートサロン2019

新たなケンウッドのフラッグシップモデルとなった「MDV-M906HDL」
  • 新たなケンウッドのフラッグシップモデルとなった「MDV-M906HDL」
  • 「MDV-M906HDL」HD解像度の液晶パネルを搭載した
  • Bluetoothの「LDAC」に対応。アナログっぽいVUメーターが雰囲気を盛り上げる
  • ソニー製ウォークマンでハイレゾ音源を再生してBluetooth接続すると「LDAC」表示に切り替わった
  • イルミネーションがくっきりと映し出され、陰影感も見事に再現されていた
  • HDならではの高解像度映像。花びらがとても美しく表現できていた
  • 解像度が高くなったことで、同時表示したそれぞれが鮮明に見られる
  • コストパフォーマンスの高い新シリーズ「TYPE S」も登場した

2019年も大盛況で幕を閉じた第37回東京オートサロン。ケンウッドはここ数年、この開催に合わせて彩速ナビの新型を登場させてきたが、今年は従来のTYPE ZとTYPE Mを統合させた新たなフラッグシップモデル「MDV-M906HDL」を発表。さっそく会場でフィーリングを確かめてきた。

MDV-M906HDLのポイントは大きく3つある。一つは9型HD(1280×720ピクセル)液晶パネルを搭載したこと。二つ目は9型大画面に合わせた新たなUI(ユーザーインターフェイス)の採用。そして三つ目が最大のトピックで、ハイレゾへの対応として新たにMQAフォーマットをサポートしたこと。高音質BluetoothコーデックのLDACにも対応した。

HD液晶パネルは、画面を見ただけでその高精細さがわかる。ナビゲーションの地図も一段と鮮明さを増し、大画面化による甘さは一切感じられない。動画映像に至ってはシャープさが従来のWVGAとは比べものにならないほどクッキリしている。会場ではSDカードに保存したデータを再生していたが、風景映像の陰影も見事に表現していた。しかも広視野角。車内のどこからでもこの高画質が楽しめそうだ。

カーナビゲーションで再生できる動画フォーマットも汎用性が高く、持参したデジカメで撮影したMP4フォーマットのフルHD動画も問題なくHD画質で再生できた。これなら出掛けた先で撮影した動画を車内で楽しむことだってできる。また、別売でHD画質のリアビューカメラ(CMOS-C740HD)との組み合わせも可能。9型HD画面で映像を高画質で楽しめるのは本機ならではの魅力と言っていいだろう。

次にUIについて。液晶パネルのHD化に合わせて新たに「オーガニックGUI」を開発し、従来の操作系からの大幅なグレードアップを図っている。従来は画面の隅から各メニュー画面を引き出すようにして表示していたが、今回のはメニュー用アイコンを常時表示。ここをタッチするだけでメニューに切り替わるようにした。

メニューはグラフィカルなデザインで、カテゴリー別に内容が明確にわかるものとなった。左右にフリックするとメニュー画面が切り替わり、上から下へドラッグすれば情報・設定モードへと切り替わる。動作フィーリングは上々で、大画面化によるグラフィック系への負担はほとんど感じられなかった。

そしてハイレゾへの対応は、192kHz/24bitまでのWAVやFLAC、11.2MHzまでのDSD再生に加え、新たにMQAフォーマットをサポート。SDカードやUSBメモリに保存したMQAファイルやMQA-CDの再生が可能となった。さらに高音質BluetoothコーデックのLDACにも対応したことで、ハイレゾ音源をワイヤレスで高音質再生できるようになった。

この日もソニー製ウォークマンをBluetoothで接続して、ハイレゾ音源を選ぶと「LDAC」にアイコンが切り替わることを確認。この組み合わせなら煩わしい接続なしに、普段楽しんでいるプレーヤー内のハイレゾ音源をドライブミュージックとして楽しめるようになるわけだ。

なかなか魅力的な仕上がりとなった本機だが、実は取り付けできるのはトヨタ車の9型カーナビ用キットを備えた車両のみとしている。というのも、ケンウッドでは本機を発売するに当たって、フィッティングキットを特別に用意してはいないからだ。担当者によれば「今後、取り付け車種の拡大も図っていきたい」としており、そのあたりの期待もしたいところだ。

《会田肇》

編集部おすすめのニュース

特集