JR北海道は部分的に運行再開、JR貨物は北海道発着便がストップ 平成30年北海道胆振東部地震

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小樽駅前の掲示。9月7日も始発から列車の発着はなかったが、駅は開放された。
  • 小樽駅前の掲示。9月7日も始発から列車の発着はなかったが、駅は開放された。
  • 平成30年北海道胆振東部地震(9月7日、札幌市清田区) (c) Getty Images
  • 平成30年北海道胆振東部地震(9月7日、札幌市清田区) (c) Getty Images
  • 平成30年北海道胆振東部地震(9月7日、札幌市清田区) (c) Getty Images
  • 平成30年北海道胆振東部地震(9月7日、北海道厚真町) (c) Getty Images
  • 平成30年北海道胆振東部地震(9月7日、北海道厚真町) (c) Getty Images
国土交通省は、9月6日3時8分に北海道胆振地方中東部を襲った最大震度7の巨大地震(平成30年北海道胆振東部地震)の被害状況をまとめた。

9月7日13時の発表によると、鉄道ではJR北海道千歳線南千歳~沼ノ端間と石勝線南千歳~清風山信号場間で、線路が歪む軌道変位が確認されており、千歳線の美々信号場(千歳市)と植苗駅(苫小牧市)の間では盛土に亀裂も発生しているという。また、石勝線夕張支線では、沼ノ沢~清水沢間で倒木が発生している。

そのためJR貨物の貨物列車は5本が駅間で立ち往生しており、北海道発着の貨物列車はすべて運休となっている。

一方、札幌市交通局では札幌市営地下鉄南北線麻生~北34条間の複数箇所で漏水が発生。南北線自衛隊前駅(札幌市南区)最寄りの南車両基地では、入出庫線の転轍機が屈曲したという。

震源地に近い厚真町の北海道電力苫東厚真火力発電所のトラブルで送電がストップしたことにより、9月7日も鉄道やバスを中心とした公共交通機関の大半が始発から運行を見合わせていたが、JR北海道は午後になって札幌~新千歳空港間の電力が回復してきたとして、同区間の快速『エアポート』のみ運行を再開。札幌13時20分発を皮切りに、1時間に2本程度の運行を行なっている。

それ以外は、北海道新幹線を除いて全面運休となっており、再開の目途は立っていない。

札幌市交通局は、必要な電力が確保され、施設点検や試運転でも問題がなかったとして、札幌市営地下鉄の運行を14時台から再開。札幌市電も電力が確保された10時台に再開している。

このほか公営交通では、函館市企業局交通部が運営する函館市電が、信号が復旧し安全が確認されるのを待って再開するとしている。

ちなみに筆者がいる小樽市は、地震発生時から全面的な停電が続いていたが、日没前後に部分的に回復。小樽駅も電力が回復し、日中の閉鎖が解かれた。翌9月7日も列車が発着する見込みは立っていなかったが駅を開放。スマートフォンなどの充電コーナーも設けられ、列車の運行再開を確認しようとやって来る旅客に対して、社員が案内に努めていた。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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