JR北海道では12区間で再開の目途が立たず…節電による運休・減便も 平成30年北海道胆振東部地震

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運行再開の目途が立っていない函館本線長万部~小樽間を通過する臨時特急『ニセコ』。この列車は9月11日までの運行が予定されていたが、運休が決定している。
  • 運行再開の目途が立っていない函館本線長万部~小樽間を通過する臨時特急『ニセコ』。この列車は9月11日までの運行が予定されていたが、運休が決定している。
  • 平成30年北海道胆振東部地震(9月8日撮影、北海道厚真町) (c) Getty Images
  • 平成30年北海道胆振東部地震(9月8日撮影、北海道厚真町) (c) Getty Images
JR北海道は9月10日、平成30年北海道胆振東部地震に伴なう9月10日以降の運行状況を明らかにした。

国土交通省の発表によると、石勝線追分~滝ノ上間で「リレーハウス」と呼ばれる信号設備を制御する継電器周りの損傷が、室蘭本線追分~沼ノ端間と日高本線勇払~鵡川間で線路が歪む軌道変位が新たに確認されたほか、電気設備の確認や施設点検を行なっている箇所が多数残っている。

そのため、9月10日13時50分時点で、函館本線長万部~小樽間、日高本線苫小牧~鵡川間(バス代行輸送を実施)、室蘭本線苫小牧~岩見沢間、石勝線全線(夕張支線を含む)、札沼線北海道医療大学~新十津川間、留萌本線全線、根室本線滝川~東鹿越間・釧路~根室間、富良野線美瑛~富良野間、釧網本線全線、宗谷本線音威子府~稚内間で運行再開の目途が立たない状況が続いている。

これに伴ない定期列車では、札幌~帯広・釧路間の特急『スーパーおおぞら』『スーパーとかち』が少なくとも9月12日まで、札幌・旭川~稚内間の特急『宗谷』『サロベツ』が少なくとも9月11日まで運休する。このうち『宗谷』の札幌~旭川間は、同時刻で臨時列車が運行されている。

また、札幌~旭川間の特急『ライラック』『カムイ』は合わせて10本が、札幌~東室蘭間の特急『すずらん』は6本が、9月10日から2週間程度、節電のため運休となる。

9月9日未明に運行を再開したJR貨物の貨物列車は、石勝線や根室本線(滝川~富良野間、新得~釧路貨物間)で依然として運行を見合わせている。

このほか北海道内では、札幌市交通局が札幌市営地下鉄と札幌市電で、函館市企業局交通部が函館市電で、9月10日から節電のための減便を行なっている。

札幌市交通局では、朝夕ラッシュ時を除く平日の日中時間帯(地下鉄は10~16時頃、市電は9時30分~16時30分頃)が、函館市企業局交通部が運営する函館市電では9~16時頃が対象で、いずれも通常より1~2分程度運行間隔が延びる。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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