コンチネンタル、ソリッドステート型3Dフラッシュライダーをアピール…人とくるまのテクノロジー2018

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3Dフラッシュライダー。手のひらほどの大きさ。
  • 3Dフラッシュライダー。手のひらほどの大きさ。
  • ライダーでブース内をスキャンしたところ
  • カーブドセンタースタック。かなり大きな曲率に見える。
  • コンチネンタルブース

ドイツの部品大手コンチネンタルは「人とくるまのテクノロジー展2018 横浜」に出展し、3Dフラッシュライダーや、曲面ディスプレイを採用した「カーブドセンタースタックシステム」などを展示した。

■3Dフラッシュライダー

ライダー(LiDAR)は、レベル3以上の自動運転に必須といわれるデバイスで、単価が高く市場が大きいため、世界中のサプライヤーやベンチャー企業が参入し、競争が激化している。

コンチネンタルもライダーを手掛けており、今回は3Dフラッシュライダーの試作品を展示した。稼働部分のないソリッドステートで、水平画角120度、垂直画角60度、検知距離20m。

「走査する方式ではないので、スキャンが速く解像度が高いのが特徴だ。高性能で高価なものということではなく、サイズやコストなどに配慮した広く普及しやすいデバイスとして開発している。2021年の量産を目指したい」と担当者は説明する。

■カーブドセンタースタックシステム

有機ELによる曲面ディスプレイを利用した、湾曲したセンタースタックの試作品。タッチに対するフィードバックを、ハプティック技術によってリアルな感触として返すのが特徴。また、ジェスチャーコントロール機能も搭載した。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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